半沢直樹2最終回10話のあらすじと感想｜芝居への感想
芝居への期待
半沢の堺さんは今まで一度もNGを出していないらしいですが、あの長台詞と時には耐え難い笑気を堪えて芝居を貫き通すなど、まさに神業だと思えます。
好きな事、大切に思っていることに対しては人間は凄まじい集中力を発揮するものですが、堺さんのそれは度を超えていて、人類の範疇を逸脱しているんじゃないでしょうか？（笑）
NGゼロというその記録が達成されていたなら、自ずと最終回はまさに神回に仕上がっているはずです！
しかし私が知る堺雅人さんは、本当に昔から芝居は群を抜いて上手でした。
凄くインパクトの強かった芝居としては、遡る事16年になりますが、2004年に放送されたＮＨＫ大河ドラマの三谷幸喜さん脚本の『新選組！』の山南敬助役を演じられた時！それこそ、私個人的には堺さんの半沢に並ぶはまり役であったと感じています。
新選組！は香取慎吾さんや、山本耕史さん、佐藤浩市さんなどそのほかにも錚々たる名優が揃う中でも堺さんの山南は際立っておりましたし、このころから堺さんは表情だけでセリフを言わずとも視聴者に、今こんな事を思っているんだな…と考えさせインスピレーションを刺激される芝居をされておられました。
特に新選組！では、土方（山本耕史さん）との確執が激しくなっていく山南が切腹する前あたりでは、山南が無言で何かを思っているという表情だけのシーンが増えていくのですが、これはもう堺さんだけしか出来ないのではないか？と思うくらいに葛藤を抱え、心の中がぐちゃぐちゃになり迷いなどが大きくなっていっているのだなと強く視聴者に感じさせてくれる芝居をされておりました。
最終回の半沢では、この時以上の芝居を大いに期待してしまいますね。
また、一転悪役となってしまった中野渡の北大路さんもどんな芝居を見せてくれるのか非常に楽しみ！
中野渡も土下座の可能性があるわけですが、もしそうなるなら、北大路さんはどんな土下座を見せてくれるのか？
おそらく、視聴者の想像を遥かに超えてくるんじゃないでしょうか？
いや、最終回が楽しみでなりません！
また放送終了後、あらすじや内容に芝居が予想や期待とどう違ったか、どこが期待通りだったかなども追記させて頂く予定です。
芝居の感想
半沢の怒りは自分も含めて毎日を懸命に生きる人間達を欺き、蔑ろにし、私利私欲を貪る獣や妖怪達に対する怒りである！
堺さんの怒りの表情には、またその声には、そんな正義の怒りに満ち溢れている。
だからこそ、我々視聴の胸に突き刺さる！
誰の心にも善と悪が存在し、胸に突き刺さるものは癒しにも、痛みにも感じられると思います。
また、それは堺さんが半沢直樹という男に真摯に向き合ったゆえに生まれた『力』であり、その力は我々を活かす『活力』として働く故に、我々視聴者は半沢直樹という男に魅了され、大好きになったのでしょう！
またやはりラストシーンは秀逸でした。
目をうるうる潤ませながら半沢を挑発し、また激励する大和田の芝居！
やはらこの役は香川照之さん以外には考えられない！
最後の最後まで、笑わせられ、泣かされ、興奮させられました！
スタッフ、キャストの方々に御礼を言わずにはいられない！
ありがとうございました！
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠に有難うございました！
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