【ワンピース974話内容と考察】スパイはカン十郎!|壊れた心
壊れた心
カン十郎は迫害により心が壊れてしまったと自分で口にしていましたが、壊れても絶対に無くなってしまうものではありません!
役者という性質上、カン十郎は『カン十郎』というオロチが書いたシナリオの登場人物になり切る事で『辛い過去』や『トラウマ』を覆っているだけで、壊れたというよりも隠していると言ったほうがよいのでは?
自分を苦しめ不幸にしたワノ国に対する恨みはわかります。
しかし、カン十郎が『カン十郎』として、光月家一族郎党と過ごした時間は、カン十郎が『壊れた』という心に何も残さなかったのか?
甲塚にはそんなふうに思えません。
芝居というものは嘘であり偽りです。
しかし、役者はその芝居から必ず何かを得るものであり、演じたものは自分の一部として消え去る事はないはずです。
また、人間は過ごした時間は必ず心に刻みつくはずです。
カン十郎の心に迫害を受けた傷が刻まれているなら、光月家の人間として生きた時間も同じように刻まれているはず…
『夕立カン十郎』を演じていたと言っても、演じていたのはカン十郎であり、カン十郎は自分の心を使って芝居をしていたはず…
甲塚、カン十郎に激怒&期待!
甲塚、感情的には本当に怒っています!
『この変態白塗り筆野郎!』
と罵りながら人一倍でかいと言われている手の平で
『そんなに筆が大事か〜!?』
と少し的外れに突っ込みながら甲塚ビンタをそれこそ100往復してやりたい気分です。
しかし、先程書いたようにカン十郎の心に光月家の人間として生きた時間が刻みついているだろう…
いや、絶対に刻みついていると信じたい!
仮に本当に光月家とワノ国が滅んだとしてカン十郎はそれを喜べるのか?
残るのは皆で笑いながら、泣きながら、懸命に生きた光月家時代の思い出と、それを踏みにじった自分に対する後悔の念だけではないのか?
なによりカン十郎!
お前も大好きだっただろう!
あの光月おでん様を!
光月とかワノ国とは関係なく、大好きだったはずだよ、あの豪傑の事を!
心が壊れたからとか、復讐とかそんな眠たいような事を言ってるなら、大好きで尊敬していた男の夢を叶える事にその心を使え!
こんバカチンが!
甲塚はお前の心が壊れてはいても、無くなってはいないと信じてるぞ!
…
甲塚は『しのぶスパイ説』を唱えていた方ですので少し気恥ずかしいのですが、赤鞘からスパイが出たのは本当にショックでしたなあ…
さて、カン十郎はこのまま悪としてオロチと共に滅んでいく運命にあるのか?
今後目が離せません!
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠に有難うございました!
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