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呪怨の佐伯俊雄の正体|伽耶子の一人息子

呪怨シリーズについて
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呪怨の佐伯俊雄の正体|救いを求めている?

 

救いを求めている?

甲塚は俊雄はまだ幼く自我が希薄で、自分がどのような状態になっているのかも、ちゃんと理解しているわけではないように感じられ、俊雄が積極的に生きた人間に霊障を与えている場面はほとんど見られず、悪意は全く持っていないように感じられる。

俊雄はおそらく生きていた頃と同じように母親にくっついているだけ。

しかし、自由意思があるようで好奇心からか、勝手にウロウロとうごき回っています。

人間からすれば迷惑極まりないのですが、子供らしいと言えば子供らしく、自分を認識できる霊感が鋭い人間や霊能者に対しては友好的な態度を取る事もありますな。

母親がやっている事に対しても良いとか悪いとか、そういう認識もあやふやであるように感じられます。

しかし、俊雄は自分でもそうだと認識しているわけではないでしょうが、何らか救いを求めているようにも感じられます。

もし、伽耶子の力にも対抗しうるような霊能者が現れ、俊雄に今自分がどのような状態にあり、またそれが良くない状態であると理解させる事ができたなら、俊雄はまだ成仏できる可能性はありそうな気がします。

俊雄の最大の不幸は、まだ死の意味もよくわからないままで今のような状態にされてしまった事かも知れない…

伽耶子が俊雄を引き込んだのは、母親の愛情だったのか?また、自分が殺された原因を息子のせいにして苦しめ続ける為だったのか?

甲塚は、俊雄の正体はおそらく、伽耶子が消え去れば一緒に消えてしまうような自我が希薄な怨霊ではないかと考えます。

最後までお読み頂き、誠に有難うございました!

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