終末のワルキューレ8巻ネタバレ！感想考察｜百閉と全力解放
百閉と全力解放
破壊神シヴァの応援に三人の妻達が現れる！
みなそれぞれに美しいですが、カーリーとドゥルガーは神話ではシヴァよりもヤバイ存在…（笑）
また、息子の象頭神ガネーシャもパパに声援を送る！
シヴァはテンションが上がり、はやく始めようと言わんばかりに挑発するが、力士には立ち合い前に大事な儀式が…
塩を撒かなきゃ始まらない！
てか、こんなに量必要！？
またこれを惜しげもなく撒いてしまう！
しかし、勿体ないとかいう突っ込みは野暮野暮野暮ですな！
その様子を眺めるヘルメスは…
少し前に、ロキとゼウスがヘラクレスを消滅させられ、また、もう負けられぬという気迫を神気として放出する様を目撃していた…
冷静なヘルメスは5回戦の勝敗をどう予測しているのか？
そして、ついに雷電とシヴァが戦闘開始、最初に仕掛けたのは雷電！
その初手は…
相撲四十八手ではなく、何と見事なミサイルキック！
これはシヴァにクリーンヒットし、吹き飛ばすが、シヴァはすぐに立ち上がる！
しかし、たしかにシヴァの脳髄をぐらつかせた！
続いて雷電のロシアンフックがシヴァの顔面をとらえる！
さらに顔面への膝蹴り！
雷電は自分もチャラついているのに、シヴァのチャラついた顔が嫌いなのか？
しかし、シヴァもやられてばかりはいられないとばかりに四本の腕を器用に使って…
巴投げを繰り出す！
雷電は投げられるものの、空中で身をよじり大勢を立て直して無事着地！
速戦即決を狙っていたようですが、相手は神ですから、そううまくはいかない！
雷電は大きく息を吐き出し、敵に対する姿勢を改める！
てか、神相手に雷電舐めすぎですよね？（笑）
そんな中、決闘場の外の庭園にて誰かを待つロキの姿が…
ロキが待っていたのは釈迦だった！！
同じ神陣営の二人が何故か一触即発のムードに！？
場所はまた決闘場！
喧嘩が楽しくたまらずはしゃぐシヴァでしたが、雷電は何やら繰り出す準備に入る！
ここから雷電の回想に…
雷電は1767年1月某日に信濃国にて百姓・半右衛門と妻・けんの子として生まれ、太郎吉と名付けられた。
しかし、太郎吉は2歳8ヶ月となっても何故か立って歩く事ができなかった…
父母は無事に育ってくれる事のみ祈っていたが、ある日…
太郎吉が壁頼りながらも自分の足で立つ姿を父母は目撃する。
しかし、太郎吉が壁から手を離した瞬間、太郎吉は痙攣して倒れた！
太郎吉は両腕と両脚、あばら骨をことごとく骨折していたのだ！
それは骨が弱いのではなく、強すぎる筋肉が骨を圧迫して破砕してしまったのだ！
自らの筋肉が太郎吉を殺す！？
しかし両親の献身的な介護と不屈の精神力によるものか？または人体の神秘か？
太郎吉の肉体には強力な筋肉を抑え込む為の殻とも言える新たな筋肉が形成され、太郎吉は日常生活を送れるようになった。
太郎吉、後の雷電為右衛門はこれを百閉と呼んだようだ。
そして今、雷電はその百閉を解放しようとしていた！
胸にダイヤル式の鍵でもついていたような動作で百閉を解放する雷電！
筋肉が軋み、弾ける音がこだまする！
解放された雷電の筋肉はみるみる肥大化し、暴れ回る！
しかし、このままでは雷電の肉体は砕け散ってしまう！？
しかし、雷電には相思相愛の錬成相手スルーズの加護がある！
雷電の神気は超筋外骨締廻！！
暴れ狂うじゃじゃ馬のような筋肉を、スルーズの愛情が包み込む…いや締め付けて抑え込んだ！
ヒルデはこれにより筋肉を完全制御した雷電ならシヴァにも勝てると考え、雷電を選んだのか？
雷電自身、完全解放された時の自分の力を体験したことがない！
雷電の真の力は破壊神を破壊できるのか！？
場外乱闘勃発！？
庭園にて一触即発だったロキと釈迦だが、ロキは喧嘩するつもりはないと答えるが、釈迦に質問があると言う。
ロキは神器錬成に最初から違和感を抱いていた。
神の全力を受け止めたり、神を追い詰めたり、さらには神殺しまで成すなんて、戦乙女の神器錬成にそこまでの力はないはず…
しかし、それを可能にする方法が釈迦の仏界には存在する…
お互いの命を預け、同じ運命の上に乗せる事で全身全霊を引き出させる、それが一蓮托生という力！
ロキはあれはただの神器錬成ではなく戦乙女達が命をかけることによって神への対抗を可能にしたのだと考察する。
ロキは釈迦にその考察をどう思うか尋ねるが…
釈迦は話が長すぎて半分以上聞いていなかったと答える。
ロキは吹き出して、なら単刀直入に尋ねるという。
ロキは釈迦を裏切り者だと睨んでいたようだ。
しかし、釈迦は全く動じずにだったら何？と訊ね返し、ロキはその答えは裏切りを肯定するととらえ、『殺す』と口にする！
さらには一触即発ムードが強まる！
神対神の場外乱闘勃発！？
しかし、そこに水を差すように何者かの歌声が…
ちなみにこの和歌は回文歌というもので、初めから詠んでも後ろから詠んでも全く同じになるというやつで、七福神に因むものらしいですが…
やっぱり来た七福神！
天誅天誅とうるさいですが…
また、その役割が天界処刑人らしいですから、我慢してあげないとダメな様ですね。
しかし、一社会神として自分達のアピールを周囲の方々に押し付ける姿勢は改めた法が良いと甲塚は思います。
また、やっぱりヤンチャ丸出しの釈迦はたちの悪い連中から睨まれてしまっとるんですなあ…
でも釈迦くん、この大黒の兄やんのてに飴の棒を突き刺さしてしまうんですよね…
そんな事したらさ、そりゃあもう『仏っ殺す』とか言われても全く同情できません。
しかし、『仏っ殺す』は名文句ですな（笑）
しかし、ロキは釈迦は自分の獲物だから手を出すなと威圧する。
そしたら、何の匂いを嗅ぎつけたのか日本の侍達も寄ってきて、他勢に無勢は卑怯だと釈迦に助太刀するという！
かくして釈迦、佐々木小次郎、沖田総司、近藤勇のチーム釈迦と…
ロキと七福神のチーム天界が真正面から対峙する形に！
というか、これ上に知れたらどっちも目茶滅茶怒られるやつでしょ？
まあ、そんな事よりもやらなきゃならない時というのはありますが…
もうヤル気満々の彼らを止められる存在はいるのか！？
というか、みんな嬉しそうな顔すぎ！！（笑）
最後までお読み頂き、誠に有難うございました！
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