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終末のワルキューレ90話感想考察|スサノヲの過去!

終末のワルキューレ
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終末のワルキューレ90話感想考察|剣術の祖

 

剣術の祖



スサノヲは姉・天照大神と兄・月読命と共に父神である創造神・伊弉諾に召され、天照大神は高天原を、月読命は青海原を、スサノヲは葦原中国を治めよと命じられたようです…

スサノヲは伊弉諾の命のままに葦原中国つまり地上人間界は出雲の地に降臨したようです。

スサノヲと言えば八岐大蛇退治が有名ですが、彼はそれを代表として自らが治めるべき世界である地上人間界の各地を旅し、暴れ回る猛き怪物達を退治して周り、人間達から感謝と尊敬を集めていたようです…

しかし、それは単に彼が己に課せられた役割を果たすだけの事であり、そこに喜びはなく、彼にとって日々はただ退屈で無為なものであったようです…

そんなある日、スサノヲは立ち寄った集落で『神生』が一変するような事件を目撃する事になる…

その集落に現れた悪神の類だろう棍棒を持った巨人は人組の兄妹に対して、妹を奴隷として高く売ってやるから差し出せという…

兄は妹を守ると剣を握り巨人の前に立ち塞がりますが、見るからに勝負にもならないくらいの体格差に、スサノヲは健気だと笑みを見せる…

スサノヲはおそらく兄妹を救ってやるつもりでいたのだと思いますが、彼の出番は無かった…!

巨人は兄に棍棒を振り下ろしますが、兄はそれを剣で受け止めるや否や、それを華麗に受け流し、体勢を崩した巨人の顎に剣をたたきつける!

巨人は頑丈なのか斬られるには至らなかったようですが、脳震盪でも起こしたのか、その場に崩れ落ちてしまいます!

相手の攻撃を受け流しつつ懐に踏み込み、斬る…!

それは人間にとっては剣の扱い方の基本であり、それを知るまだ少年の人間が悪神・鬼神の類の巨人を倒してしまった…

その光景を見たスサノヲは自分が神である事すら忘れたように少年のもとに駆け寄り、今のは何だと問いかける…

少年は大男がスサノヲであると知らないようで、戸惑いながらも、さっきのは『剣』だと答える。

自分の邑では、身体の小さな者でも、さっきのような巨人と戦えるように剣の扱い方を工夫し、日々その修行をしているのだと…

少年は更に自分達はスサノヲに憧れていて、スサノヲのようになりたいと修行しているとも話すが、スサノヲはそれにむず痒いような嬉しさを覚えつつ、自分にとっては神の力を込め、単に振るうだけの道具に過ぎなかった剣を、人間達は努力と工夫により、それを使って強大な敵を倒す術を編み出していたのだと知り、感動と恥ずかしさを感じたようです。

何も考えずに剣を道具としてしか認識していなかったスサノヲはそれを術、技にした人間達をはじめて凄いと感じたようです。

そして、それに『剣術』という名を与えたようです。

スサノヲはその少年の前に土下座の体勢を取り、自分にもその剣術を教えを乞うという、神としてはあるまじき行為を見せますが、それほどまでにスサノヲは人が創造した剣術というものに感銘を受けてしまったようです!

しかし、それは簡単に許されるような事ではなかったようですね…

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