ベルセルク366話ネタバレ感想考察|メイルストローム
メイルストローム
ドラゴンころしは、この世ならざる存在を斬るに特化したガッツにとってはグリフィスに触れ得る、一撃を与える事ができる可能性をもつ唯一の頼りだったと思いますが、それでも尚斬れない…
ガッツはグリフィスの神のごとき何人も傷つけるを能わずみたいな力を見ていると思いますが、それでもドラゴンころしならば斬れると考えていたが、斬れない…
ガッツにとっては非常にショックな現実だと思いますが、それで収まりがつくようなら、今の今でも血を流し返り血を浴び何度も死の淵から蘇り、冥府魔道を歩いて来なかったと言わんばかりに、とにかくグリフィスに対してめちゃくちゃにドラゴンころしを振りまくるガッツ!!
気持ちはわかりますが、今のままでは全くの徒労に過ぎない…
しかし、狂戦士の甲冑に身を任せたりすれば状況が変わったりするのか?
狂戦士の甲冑はいつかガッツにそんな事を言っていたようにも思いますが、それをしたら、おそらくガッツはもう人には戻れなくなるような気がします…
ガッツはそれを察していて、身を委ねないのかもしれない…
一方、シールケは光体となり、光体の目線でグリフィスを見ていますが、その姿は師匠フローラが司霊(ダイモン)として現れた時の雰囲気に似ていたのか、何か惹き寄せられるような感じがして心を奪われているようですが、そんなシールケを光体となったファルネーゼがそれ以上近づいてはいけないと呼びとめます!
その存在の正体はわからないが、凄まじい力の塊であり近寄るべきではない…
全てを引き寄せ飲み込んでしまうメイルストロームのような存在だと、二人はグリフィスの光体から離脱する事にしたようですが…
グリフィスは霊的にはブラックホールみたいな存在でもあるのかも…?
復活してからのグリフィスに出会ったものは、皆グリフィスに心を奪われ、自然に自分の主として受け入れるようですが、シールケもそれに囚われそうになった…
霊的な質量があまりに膨大過ぎて、そんな現象がブラックホールの仕組みと同じように起こっているんじゃないかと思えますね…
二人が肉体に帰ってきた時には、ガッツがさっきの巨大な光体の持ち主であるグリフィスと対峙しているわけですが、今のシールケとファルネーゼにはグリフィスこそがガッツとキャスカの因縁の人物である事を知っています…
また、シールケとファルネーゼはかつて闇の鷹を探していたはずですが、光の鷹グリフィスこそが自分達が探していた闇の鷹だと理解しているでしょうね…
ガッツは尚もグリフィスに挑み続けるつもりみたいですが…