ベルセルクのガイゼリック王とドクロの王様についての考察|我が国が誇るダークファンタジーの傑作!
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この記事では我が国の誇るダークファンタジーの傑作【ベルセルク】の登場人物ガイゼリック王とドクロの王様についての考察を
- ベルセルクのガイゼリック王とドクロの王様についての考察|ミッドランドを築きし者
- ベルセルクのガイゼリック王とドクロの王様についての考察|『ミッドランド』は実在する
- ベルセルクのガイゼリック王とドクロの王様についての考察|髑髏の騎士と天使長ボイド
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
ベルセルクのガイゼリック王とドクロの王様についての考察|ミッドランドを築きし者
『ベルセルク、ガイゼリック王とドクロの王様についての考察』
現在39巻まで刊行されている我が国が誇るダークファンタジーの傑作『ベルセルク』。
その『ベルセルク』最大の謎の1つが『ドクロの王様』というおとぎ話で語り継がれる『覇王ガイゼリック』の存在。
この記事は、その覇王ガイゼリックとドクロの王様のおとぎ話についての考察です。
覇王ガイゼリックとドクロの王様とは?
およそ1,000年前、何処からか現れ、1代で物語の主舞台である『大陸』のほとんどを支配した伝説の覇王。
素性などは一切不明で、髑髏を模した仮面のような兜を被る事から、『死を駆る王』『魔王』などという異名を持つ。
のちに『ミッドランド』という巨大で壮麗な都を築いたが、その為に国民を苦しめた。
それを諌めた『賢者』を、現在『断罪の塔』と呼ばれ、法王庁圏の聖地とされている巨大な塔に幽閉し、ありとあらゆる拷問を課した。
しかし、その賢者が暴虐の王を除かんと神に祈り続けた結果、4人とも5人とも云われる天使が降臨し、一夜にしてミッドランドを跡形も無く消し去ってしまった…
覇王ガイゼリックの生死は不明。
しかし、現在のミッドランド王国を治める王家は、覇王ガイゼリックの血統であり、国名はかつてガイゼリックが築いた巨大にして壮麗な都の名を踏襲したものである。
これが、おとぎ話で語り継がれる覇王ガイゼリックとドクロの王様についてです。
ベルセルクのガイゼリック王とドクロの王様についての考察|『ミッドランド』は実在する
『ミッドランド』は実在する
覇王ガイゼリックが築いた巨大にして壮麗なる都『ミッドランド』は、その後裔たるミッドランド王国の王都ウインダムの地下に実在する事が明らかにされています。
グリフィスが国家反逆罪でウインダムにある『再生の塔』の地下牢に幽閉された折に、救出に向かったガッツ達グリフィスが幽閉されているが地下へと続く螺旋階段から松明を落とした際、最深部まで落下した松明が映し出した光景こそが実在し、今は『死都』と化した『ミッドランド』でした。
暗黒の世界に眠るかつて巨大にして壮麗だった都に横たわる額に生贄の烙印を刻まれた無数のミイラ達…
一夜にして消し去られたはずの都が、そこには実在していました。
ここで、一体何が起こったのでしょうか?
ベルセルクのガイゼリック王とドクロの王様についての考察|髑髏の騎士と天使長ボイド
髑髏の騎士と天使長ボイド
ドクロの王様のおとぎ話に密接に関係しているだろう二人の人物、それが『髑髏の騎士』と『天使長ボイド』です。
髑髏の騎士は、自らを『人外の者に千年仇なす者』と名乗り、並みの使徒なら一刀に切り捨てる超人的な強さを持ち、ゴッドハンドを葬り去る事を目的として行動する人物であり、彼はガッツをその出生から知り、何かの節目にガッツの前に現れては予言や助言、警告を行う事もあり、また、ゴッドハンドの一人スランからは『王様』と呼ばれたりしています。
また、魔女フローラとは旧知の仲で、現在ガッツが着用している『狂戦士の鎧』の全所有者であり、すでに絶命している事も明かされています。
髑髏を模した甲冑を纏う事から、彼の正体が覇王ガイゼリックであるというのが、定説のようになっていますね。
天使長ボイドは、ゴッドハンドのリーダー格。
脳が剥き出しであり、瞼は縫い合わされ、唇はも開いて歯茎が剥き出しになっており、異様に長い手と6本指で、その関節は常人より一か所多いという、ゴッドハンドの中で1番インパクトが強い外見をしています。
理知的で、あくまで何者かの意思の執行者然とした言動をします。
グリフィスがゴッドハンドに転生した『降魔の儀』を取り仕切りました。
こちらは、覇王ガイゼリックによって幽閉され、祈りによって天使を降臨させ、ミッドランドを一夜にして消し去った賢者が転生した姿だと言われています。
この両者の関係が、ドクロの王様のおとぎ話の真相に深く絡んでいる事は間違い無いでしょう。
『ドクロの王様』の真相
ここからは私の完全な妄想です。
これは、『髑髏の騎士=覇王ガイゼリック、天使長ボイド=賢者』という説をもとにしたものです。
ガッツの相棒である妖精のパックが、髑髏の騎士からエルフの気配がすると感じた事がありましたが、私は、覇王ガイゼリックの正体は妖精郷があるスケリグ島のような世界の理から外れた土地出身の人間なのではないかと考えています。
覇王ガイゼリックの素性が全くの謎という事から、おそらく当時は未知だった土地から現れたように思いますし、スケリグ島のような場所出身ならば、エルフの気配を醸し出すかも知れません。
彼は戦乱が続く大陸の有様を嘆き、戦乱を終わらせるべく仲間を集めて戦いを開始した。
おそらく、彼自身がガッツのような、いや、現在のガッツより高い戦闘能力と戦術眼を持っていたのかも知れません。
おそらく、その配下にはフローラや、後にボイドとなる賢者もいたのではないでしょうか?
ボイドも、元々聖職についていた人物であったように考えます。
戦いは進み、ガイゼリックは大陸統一をした。
この後、ガイゼリックはミッドランド建設に乗り出し、民衆を苦しめることになるわけですが、髑髏の騎士がその正体である事はイメージしにくいです。
優しいとまでは言いませんが、理知的で博学な彼が恐怖政治を強いたとは思えないのです。
詳細までは想像つきませんが、民衆から怒りをかったのは賢者の方だったとしか思えません。
髑髏の騎士がガイゼリックならば、一人の人間に対してありとあらゆる拷問を課す事もイメージしにくいです。
賢者は、民衆によって幽閉され、拷問を受けたのではないでしょうか?
賢者は、おそらく民衆の為に良かれと思った行動が独善的なもので、逆に民衆の怒りをかう形になり、愛憎が入り混じった感情を元に、国自体を『捧げる』事によりゴッドハンドに転生したのではないでしょうか?
ボイドは『天使長』と呼ばれるゴッドハンドのリーダー格ですが、もしかすると、彼こそが『最初のゴッドハンド』であり、ミッドランドを消し去った4人か5人の『天使』は、全く別物なのかも知れません。
ベルセルク世界はグリフィスが世界を変えてしまうまで、怪物や魔術の存在は遠い彼方のものとなっていました。
もしかすると、それには1000年前のおとぎ話が深くそれに関係しているのかも知れません。
まとめ
難しいテーマですので、また別角度から考察記事を書いてみたいと思います。
しかし、ベルセルクにおいてこれほど真相を確かめたい魅力的な謎は他にないですな(笑)
それではまた、考察記事を書かせて頂きます。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!
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