釈迦の悟りとヒルデの目的|運命からの解脱
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この記事では終末のワルキューレ47話の考察として、釈迦の悟りとヒルデの目的についてを、
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以上の項目に沿ってご紹介しております。
釈迦の悟りとヒルデの目的|釈迦の悟りについて
釈迦の悟りとヒルデの目的について〜運命からの解脱〜
終末のワルキューレ第47話では釈迦の過去が描かれ、彼が悟りに至った経緯が描かれましたが、それがヒルデとの会話で彼女を放って置けないと言ったことが繋がっているように思えます。
今回はそれについて妄想たっぷりに色々と書かせて頂きます!
釈迦の悟りについて
釈迦は古代北インドの小国シャカ国の王子として生まれ、神のお告げを受けたアシタという仙人から最上の人間であり、将来は世界をの王になるだろうと言われ、父の期待に応え理想的な王子として生き、それが自分の運命であると全てを受け入れていたが、心の奥底では思うままに生きたいという衝動があったようです。
しかし、病床に付した兄と慕う大国マッラ国の王ジャータカを見舞った際に理想的で幸福な人生の只中にあるジャータカがもうすぐ死に、ジャータカは自分の人生は全て与えられた幸福を受け入れてきただけの空虚なものだと感じていると知り、ショックを受けるが、おそらく激しく共感したのだと思います。
そして、ジャータカの死によって釈迦は悟りに至った…
現実のお釈迦様とはかなり違うと思いますが、『運命』という争い難いものから解脱したというのは、それそのままだと思います。
人間にはまず何人も逆らえない生老病死という根源的な運命を等しく抱えて生まれてくる存在ですが、その上、社会的に様々な悩み苦しみを抱えて生きなければならず、多くの人間はそれを運命だと受け入れて生きている。
しかし、運命を受け入れるのと同時に誰もが持っているのが幸福になりたいという想いでしょう。
ジャータカや釈迦は生まれながらに全てを与えられており、それに負けぬ才気も持ち合わせていたが、満たされた生活環境に幸福を見出せていなかったわけですね…
一見すれば金持ちの道楽や求め過ぎだと見えてしまうような気がしますが、それは生活の豊かさに真の幸福は無いという事なのかも知れませんね…
自分の人生を想うままに生きる…
豊かであろうが、貧かろうが、自分の想うままに人生を終えられる人間はそう多くはないでしょう。
自由に生きるためには運命というものと戦い続けねばなりませんが、釈迦がその道を選んだ瞬間が、悟りの瞬間だったのかも知れません。
終末のワルキューレでの釈迦の悟りは、運命というものからの精神的な解脱だったのかも?