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板尾創路さん主演の『ソロキャンプ』についての感想と考察|世に奇妙な物語19秋の特別編

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板尾創路さん主演の『ソロキャンプ』についての感想と考察|ソロキャンプ

 

ソロキャンプ

板尾創路さん演じる男は大きな仕事を終えると休暇を取り山奥でソロキャンプに興じる事が恒例。
 
他人を排し、自分のタイミングで自分の好きなように振る舞える解放感が堪らないのだという。
 
しかし、解放感に浸っている板尾さんの元に一人の男が姿をあらわす。
 
山奥に似つかわしくない背広姿の中年男性は親しげに話かけてきて、一方的に娘が可愛いと自分は幸福であると語り始める。
 
板尾さんは飲み物を差し出したりして一応もてなすが、ソロキャンプを台無しにされたくないのか、ソロキャンプの醍醐味について主張する。
 
しかし、男はそれを嘲笑い板尾さんのナイフを持って姿をを消してしまう。
 
呆気に取られる板尾さんの前に新たな来訪者が…
 
今度は制服姿の女子高生。
 
将来は音大に進みたいという夢を語り始める。
 
しかし、その時に妙な音が聞こえて板尾さんは音のする方に向かう。
 
そこでは、さきほどの男がナイフで自分の腹部を何度も何度も突き刺さしている!
辞めさせようとするが、男は絶命!
 
そこに女子高生も現れるが、女子高生は救急箱の包帯を口に押し込み窒息死してしまう。
 
混乱する板尾さんの前に今度は老婆が現れる。
 
老婆も自分の幸福について語り出すが、板尾さんは老婆にただ死なないでくれと願う。
 
しかし、老婆は意味ありげにそれはできないと断言して焚き火の中に身を投じる。
 
次の瞬間、板尾さんはテントで目を覚ます。
 
全て夢かと思いきや、男を介抱した時についた傷、また中身がない救急箱を目にして夢ではなかったと自覚する!
 
テントの外からは先ほどの三人が板尾さんに対する怨念を口にする!
 
板尾さん演じる男の職業は医師であり、患者の命より、己の都合や名誉を重んじる性格であり、三人は板尾さん演じる医師の身勝手により命を落としていたのだった…
 
医師のソロキャンプは、真摯に向き合うべき物事からの逃避に過ぎなかったのだ。
 
 

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