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笑える話爆笑体験談|平和温泉

笑える話爆笑体験談平和温泉 甲塚誓ノ介の体験談シリーズ
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笑える話爆笑体験談|甲塚誓ノ介体験談シリーズ

笑える話爆笑体験談平和温泉

笑える話爆笑体験談、平和温泉についてこの記事をご覧いただきありがとうございます。

いい芝居してますね!サイト管理人の甲塚誓ノ介でございます。

この記事では甲塚誓ノ介体験談シリーズとして笑える話爆笑体験談を

  • 笑える話爆笑体験談|陸上部時代
  • 笑える話爆笑体験談|平和温泉
  • 笑える話爆笑体験談|平和ではない温泉

以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。

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笑える話爆笑体験談|陸上部時代

笑える話爆笑体験談平和温泉

 

笑える話爆笑体験談甲塚誓ノ介体験談シリーズ『平和温泉』

これはね、私が大阪府立某高校の2年生の時ですから、もう20年以上昔の話です。

当時、私は陸上部に在籍していまして、短距離をやってました。

見た目は砲丸投げてそうなんですが、普通の人よりちょっと足は速い方なんです、はい。

季節は夏でねぇ、夏休みは朝から夕方まで練習があるんで、もう真っ黒になってましてね。

で、その日も練習が終わって、同期の仲良しグループの四人で水飲み場で顔や足なんかを洗っていた。

同期の仲良しグループの中でも短距離をやってる私、GとK、それにハンマー投げをやってるNの四人が最後まで残ってました。

二千円が出るウエストポーチ

笑える話爆笑体験談平和温泉

するとね、顧問のI先生がやってきましてね。

『お前等、よう頑張ってるな。小遣いやるから、帰りにひとっ風呂浴びて帰れ。』

なんて言って、いつもつけてるウエストポーチから二千円出してくれた。

この先生のウエストポーチからは必ず二千円が二つ折りで出てくるんですよ。

それ以上も無いし、以下も無い。

常に二千円。

そんなウエストポーチでしたねぇ。

まあ、そこは遠慮なくお言葉に甘えて、二千円頂いて銭湯に向かいました。

その銭湯がね、『平和温泉』って名前だったんです。

笑える話爆笑体験談|平和温泉

笑える話爆笑体験談平和温泉

 

平和温泉

平和温泉は私の実家近くにあって、私も子供の頃から何度か行った事があります。

今はもう無いんですが、昔ながらの風情のある銭湯でした。

で、男四人で風呂に入るわけですが、まだ時間が速かったのか、ガラガラに空いていてね。

Kは嬉しそうに平泳ぎしていましたね。

そういえば、一緒に風呂にはいるのは春休みの合宿以来だな、とか話をして、まったりしていましたね。

で、Nがね、こんな事を言い出したわけです。

『せっかくやからサウナ行こらよ!』

Nはね、和歌山県との境目あたりの出なんで、言葉が和歌山よりなんですよ。

このNの提案に乗ってしまった事が、我々を恐怖のどん底に叩き落す事になるです。

『サウナ』

笑える話爆笑体験談平和温泉

サウナは真ん中に5、6人座れるスペースがあって、それを囲むように二段の座席がある作り。

サウナもガラガラでね、我々は迷わず真ん中に陣取りました。

だって、真ん中に陣取れる事なんか稀ですからね。

どうせなら真ん中にと思うじゃないですか。

しかし、今思えばそれがダメだったなあと思うんですが…

サウナの中でも高校生らしくバカ話に花を咲かせていました。

汗をダラダラかくので、汗の飛ばし合いとかして遊んでました。

今なら絶対にやりたくありませんが…

オッさん同士がピッピッと汗を飛ばし合ってキャッキャよろこぶ姿なんて、ホラー以上のホラーですからね。

そうこうしてるとね、なんか団体さんがサウナに来る気配がする。

我々の平和は、終わりの時を迎えました。

笑える話爆笑体験談|平和ではない温泉

笑える話爆笑体験談平和温泉

 

『平和ではない温泉』

ガチャッとドアが開くと、大人の男性がゾロゾロと10人くらい入ってくるんだ。

我々、一瞬で悟りましたね。

『素人さんに非ず』

とね。

恐る恐る確認してみると、全員背中に立派な絵画を背負っておられるわけです。

そんな大人の男性達が真ん中に陣取る我々を囲む形で座席に腰を下ろす。

もう、小さくなるしかないですよね。

背筋をピンと伸ばして、緊張しているのがバレバレです。

Kなんか、呼吸すらままならないといった具合に、口からピーピー息を漏らしている。

そんな状況でも面白いものは面白い。

しかし、いくらKの反応が面白くても、笑気を堪えねばなりません。

更に、かなり茹で上がっていたのですが、今出て行けば行動が露骨過ぎて大人の男性達の何かを刺激してしまう可能性がある。

二重、三重の苦しみの中、我々はジッと耐えていました。

『平和温泉』は『平和ではない温泉』に変貌したのです。

すると、男性の中の、おそらくリーダー格であると思われるパンチパーマのイケメンさんが、

『おい、兄ちゃん等よ?』

と声をかけてきました。

この状況下で聞こえぬフリは不可能です。

我々四人による一瞬のテレパシー会議の結果、こういう修羅場に強いGがフロントマンに選ばれました。

しかし、流石のGも

『あ、な、何でしょうか?』

と、声が上ずるのを抑えきれずに答えました。

イケメンさんはニヤニヤしながら、

『兄ちゃん等、どこの団体よ?』

と聞いてきました。

だ、団体?

もしかして、我々も何処かのそういう団体のメンバーだと思われているのか?

それって、もしかして超危険な誤解ではないのか?

しかし、フロントマンGが即座に、

『あ、ぼ、僕等まだ高校生なんで…』

と間髪入れず答えくれました。

するとイケメンさんはパッと雰囲気が明るくなり、

『高校生か~、兄ちゃん等えらいゴッツイ身体してるからよ~どっかの団体のレスラーか思たわ~』

と爆笑しています。

団体は団体でも、プロレス団体に所属していると思われたようでした。

無理もありません。

K以外の私、G、Nは校内でも『筋肉三兄弟』と言われるほどガチムチボディだったからです。

イケメンさんは更に、

『その身体やったら、何かスポーツしてんやろ?何やってんや?』

と聞いてきます。

『あ、陸上部です』

とGが答えると、イケメンさんとその子分さん達が

『陸上部でそんな身体になるんか?』

と爆笑しました。

我々も愛想笑いで返しますが、そろそろ熱さに耐えられなくなってきました。

それを察してくれたのか、イケメンさんが、

『おうおう、えらい茹でダコみうになってらして!引き止めてスマンのう。』

と言って、我々が退場しやすくしてくれました。

我々は四人並んで丁寧に頭を下げて

『お先に失礼します!』

と言ってそそくさと退場しました。

 

真の平和へ…

我々はすぐに風呂を出て服を着ると、楽しみにしていたコーヒー牛乳も飲まずに『平和温泉』を後にし、近くのコンビニに直行しました。

ぐずぐずして、再度のランデブーは御免だったからです。

フロントマンを務めきってくれたGはコーヒー牛乳1リットルを一気飲みしていました。

Gは電車通学で30分近く電車に乗らねばならないので、帰りが心配でしたが、コーヒー牛乳1リットルを必要とするほど心身共に披露したのだろうと、誰も彼を止めませんでした。

呼吸すらままならかったはずのKはすぐに回復し、何故かテンションが高く、

『いやあ、プロレスラーに間違われるなんてなぁ…なあ甲塚て?オレはそんなにゴツイ身体に見えるのか?』

と、その線の細い弱々しい身体でマッチョアピールしながら聞いてきました。

私は心の中で、

『オメーじゃねえよ』
『オメーは入ってねえよ』

と突っ込みながらも、無事に平和な日常に帰ってこれた事を何かに感謝せずにはいられませんでした…

甲塚誓ノ介の爆笑体験談1は以上になります。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

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