夏の怪談話泉佐野の犬鳴山旧トンネル|母が経験マジ話
夏の怪談話、福岡犬鳴峠ならぬ泉佐野市の犬鳴山の旧トンネルについてこの記事をご覧いただきありがとうございます。
いい芝居してますね!サイト管理人の甲塚誓ノ介でございます。
この記事では夏に向けての怪談噺のネタとしてご利用いただけたらと、甲塚の母が若かりし頃に泉佐野市の犬鳴山の旧トンネルという場所で経験した実際の話から
- 夏の怪談話泉佐野の犬鳴山旧トンネル|犬鳴伝説
- 夏の怪談話泉佐野の犬鳴山旧トンネル|地元では通称旧トン
- 夏の怪談話泉佐野の犬鳴山旧トンネル|母の話
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
夏の怪談話泉佐野の犬鳴山旧トンネル|犬鳴伝説
甲塚誓ノ介体験談シリーズ 怖すぎる怪談のルーツは母親に有り?
もう一つの『犬鳴』の恐怖!
オカルトファンなら一度は耳にした事があるんじゃないでしょうか?
福岡県の『犬鳴峠』。
国内屈指の心霊スポットとして有名ですよね。
しかし、『犬鳴』はもう一つ存在します。
大阪府南泉州、泉佐野市にある霊山『犬鳴山(いぬなきさん)』。
ここも、地元では有名な心霊スポットなんですよ。
犬鳴山とは?
犬鳴山には伝説があります。
一人の武士が愛犬を連れてこの山に狩りにいきました。
ちょうどいい獲物を見つけて弓を引きしぼる武士でしたが、そこで急に犬が吠え出して獲物が逃げてしまった。
怒った武士は犬の首を切り落とすのですが、その首は背後から武士を狙っていた大蛇に噛み付いたそうです。
武士は後悔し、愛犬の為にお堂を作ったそうです。
そのエピソードを聞いた、時の天皇は深く感動し、その山を『犬鳴山』と名付けたそうです。
という伝説があったせいか、この犬鳴山は霊山としても有名なんですよね。
今では温泉旅館があったり、犬鳴ポークというブランド豚が出来たりと、泉佐野市の観光資源の一つになっています。
夏の怪談話泉佐野の犬鳴山旧トンネル|地元では通称旧トン
犬鳴山『旧トン』
まあ、霊山と呼ばれるところは大体心霊スポットとしても有名ですよね?
まあ、この山自体の『出る』という話もあるんですが、本当に怖いのはこの山付近にある今は使用されていない『旧トンネル』。
略して『旧トン』です。
ここが街頭もない、見るからに出そうな場所でね。
古くから『出る』と有名だったそうです、はい。
福岡県の『犬鳴』も『旧トンネル』がヤバイそうですが、何か繋がりがあるんですかね?
では、大阪の犬鳴山『旧トンネル』の怖い話を一つ紹介します。
この話を聞いたのは私が小学生の頃ですから、今から30年近く昔です。
で、その時に10年くらい前の話と聞いたので、今からざっと40年以上昔の話になるんでしょうか…
当時、そこはすでに心霊スポットとして有名で、若者が肝試しに行っていたそうです。
その日も男女数名が車で肝試しにやってきた。
車から降りて懐中電灯片手にトンネルの中に入っていく。
しかし、特に何も起こらないままトンネルの向こう側に出てしまった。
何だ、何も出えへんやんけ!
しょうもない!
なんて言いながら、駐車してる場所に戻る為、またトンネルに足を踏み入れる。
しかし、一人の男性が急に立ち止まる。
おい、どうかしたんか?
ふざけんなや!
なんて声をかけてみるんですが、その男性は動かない。
みんなで、早よ来いよ!とか声をかけるんですが、やはり男性は動かず、こんな事を言う。
『歩きたいけど歩けんねん…お前等、オレの足元照らしてみい…でも、絶対に逃げるなよ?』
みんなふざけてるんだと思って一斉に男性の足元を照らして見る。
すると…
信じられない事に、男性の足首を白い手が掴んでいる…
地面から生えてきたかのように、白い人間の手が男性の足首をしっかりと掴んでるんだ!
みんな一目散に逃げ出して車に乗ると猛スピードでその場から走り去った。
翌朝、男性が無事な事を祈りつつ旧トンネルに戻った一行でしたが、男性はトンネルの中で座り込んで正気を失っていたそうです。
いくつかバリエーションがありますが、大まかに言うとこんな話が伝わっています。
夏の怪談話泉佐野の犬鳴山旧トンネル|母の話
母親の話
先のエピソードの時代、私の母親は20代前半で、泉佐野市の工場で働いていました。
故郷から集団就職で泉佐野市に来ていたんですが、母親の故郷は『福岡県』。
何やら、因縁めいたものを感じますよね。
で、私が32歳くらいの時に、母親と『旧トン』の話をする事がありました。
母親が20代前半の頃にはもう『旧トン』は心霊スポットと噂されてて、母親も仲間達とそこに肝試しに行ったそうです。
トンネルの入り口に車を停めて、懐中電灯片手にトンネルに足を踏み入れる。
母親は霊感が鋭い方なんですが、取り立てて何も感じない。
で、何事もなくトンネルを抜けてしまった。
みんな落胆したり笑ったりしながら、またトンネルに戻るわけですが、途中、一人の女性が足を止めた。
『何かが私の足を掴んでる!』
そういう女性の足元を照らすと、どこからか伸びてきたのか、しっかりとした木の根に、女性の足が引っかかっていただけなんだそうです。
この話、先のエピソードと似ていませんか?
まとめ
甲塚が考えるに、もしかしたら、『旧トン』の怪談は、母親のこのエピソードが元ネタになった可能性があるのではないか?
こんな事があった!
その時の母親の仲間が、そんな風に語った笑い話が怪談に変形した。
または、その時の仲間の誰かが話に尾ひれをつけて面白くした。
もしくは、ただ偶然似ているだけかも知れませんが、母親からその話を聞いた時は面白いな~と思いましたね。
まあ、『旧トン』には他に『白い着物の女性』や『深夜に一人でいる少年』の霊が現れるなんて話があるそうです。
真偽はわかりませんが、私ね母親に言わせると、
『暗いし、普通に危ないから行かん方がええ』
ただそれだけの場所らしいです(笑)
しかし、地元の心霊スポットは大事にしていきたいと思いますね!
もう一つの『犬鳴』、大阪府泉佐野市の『犬鳴山』…
みなさんは、何か感じましたでしょうか?
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!
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