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第9砂漠10話ネタバレ!クマドの過去|ヴィルマとの邂逅

第9砂漠
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第9砂漠10話ネタバレ!クマドの過去|クマドの過去

 

クマドの過去



ヴィルマの従者ロマは、マオ達を、今宵開催される中央高等学校の校庭で行われる夏祭りに誘う。
カナリアは第2の外の世界でありながら簡単に重力を操るロマの実力は完全に自分より格上だと察して悪寒をおぼえる。


またヴィルマはやはり人間ではないらしく、そんな自分を受け入れてくれるウルメリアと民衆こそ自分の居場所であり、それをだれにも渡したくないという。
それが王たる強さの源なんでしょうが、彼女の過去にも悲しいエピソードがありそうですね…


ヴィルマが消えた後、尊がマオ達に合流、カナリアは尊を虫のように扱っているようです。
尊播ヴィルマの力を見て、だから弱い王につくのは嫌だったといいますが、マオはそれなら好きにすればいいじゃないかというリアクション。
尊はまだまだ受け入れられていない…(笑)
そこにクマド王から連絡が入る。


尊はゴーレムを応用した携帯電話のような通話装置を持たされていたようで、マオはそれを通じてクマドと会話する。
クマドは義手の具合を尋ねるが、義手は徐々に馴染んできているようです。
しかし、本題は結晶の品評会の話…

クマドは品評会に出す結晶細工が完成し、自分で言うのもなんだが極上の出来栄えだという。
あとはウルメリアにそれを運び込むだけ…
マオは手伝うと言うが、クマド王は必要ないと言う。
そもそも敵陣営は自分達には手出しできない為、印持ちである自分達が周りをがっちり固めるのが一番安全。


また、ウルメリアに品物を献上するには中層の高台にまで品物を運ぶ必要がある。
しかし真正面から入れば必ず強力なヴィルマの妨害に遭う。
故にクマド王達は基地ごとウルメリアに突入する計画なのだという。
これは前々から緻密に練り上げた作戦である為、マオ達を組み入れるのは難しいらしい…


尊はパンの件から裏切り者の存在をクマド王に示唆するが、クマド王はそれこそ信じ難いと相手にしてくれない…
しかし、まあ自分の黒硝煙で最後の守りは固めておくと答える。
マオはクマドに対し、ウルメリアがどれほど魅力的な宝かはわかったが、民を率いてウルメリアを目指す本当の理由を尋ねる…


クマドには尊敬する兄がいた。
ウルメリアに選ばれた王候補で人格、実力共に優れた人物だった。
その当時はまだウルメリアを解放できる王はおらず、弱小勢力であったクマド達はウルメリアを御伽噺の理想郷のように夢見ているだけだった…


生まれつき病弱だった故に、兄は口癖のようにウルメリアへの憧れを語っていた。

そしてある年、兄は今のクマドにも再現できない完璧な『冠』を創った。

兄の病状から最後の作品となり、またウルメリアに捧げさえすれば勝ちは揺るぎないとクマドは確信していた!

しかし…

完成の翌日、冠は剣の王の先代の兵士によって破壊された…

今ならそれも戦いの常套手段であり道理だが、当時のクマドは我慢できずに…



剣の王に怪我をさせてしまった!!

ペナルティによって、クマドの身体は108に分割された。
兄はそのクマドの身体を組み上げて亡くなったようだ。

クマドの身体は天才が創った不死の遺物…

触煙なしでは五感はなく、飲まず食わずでも、刺そうとも切ろうとも死ぬことはない。

マオは彼から人間が出す心音や呼吸音が聞こえない為に薄々勘づいていたようだが…

夢も矜持も兄からの借り物に過ぎないが、兄の意思を継ぐ王になりたい…
クマドの身体は民の夢や希望を感じることによって動かされているのかも?

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