ベルセルク35巻で現れたファルコニアについての考察|グリフィスとの関係
グリフィスとファルコニアの関係
グリフィスはゴッドハンドに転生した折、深淵の世界で魔のイデアと語らいましたが、その時に、グリフィスは人々の願望が生み出したようなものだという旨の内容が語られました。
使徒の『完璧な世界の卵』が言っていた『この世界に決定的に欠けた欠片』こそがグリフィスである事は明白でしょう。
だとするなら、『ファルコニア』は魔のイデアがグリフィスの為に出現させたものではなく、人々の願望が生み出したものだとである可能性もあるのではないでしょうか?
現在、大幽界嘯によって混沌そのものと化した世界の中で、国家として機能しているのはファルコニアだけだろうと言われていましたが、その大幽界嘯すらも人々の願望が発生させた現象であり、それによって人間は人種や思想、宗教の壁を超えて協力しなければ生きていけない世界へと変貌しました。
グリフィスが人々の願望から生み出された存在であるなら、グリフィスが受肉してからの一連の出来事は全て人々の願望が形になったものなのかも知れません。