ベルセルクグリフィス受肉の謎|夢か贖罪か?
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この記事ではベルセルクのグリフィスの受肉についての考察を
- ベルセルクグリフィス受肉の謎|呪われた赤子の肉体
- ベルセルクグリフィス受肉の謎|夢
- ベルセルクグリフィス受肉の謎|贖罪
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
ベルセルクグリフィス受肉の謎|呪われた赤子の肉体
『ベルセルクのグリフィスについての考察~高みを飛び続ける鷹の果て無き夢とは?~その②』
ミッドランドの白き鷹グリフィスは蝕のなかで行われた『降魔の儀』を経て、五人目のゴッドハンド、『闇の翼フェムト』への転生を果たしました。
それから2年以上が過ぎ、闇の翼フェムトは光の鷹グリフィスとして、再び現世に舞い戻り、世界を変貌させたというのが現状。
妖精郷のゲドフリンは、変貌した世界で唯一人間らしい営みを続けているのはグリフィスが築いた都、ファルコニアだけであり、そうする為に世界すら変えてしまったグリフィスの存在に脅威をおぼえているようでした。
グリフィス受肉のなぞ
グリフィスは、完璧な世界の卵の体内に抱かれていた、あの呪われた赤子の肉体に受肉し、現世に舞い戻りました。
一見、転生前のグリフィスと外見に大きな変化は無いように見えますが、明らかに美しさを増しています。
三浦先生の作画能力が向上されただけの可能性もありますが、受肉後のグリフィスは、私には、それまでより意図的に美しく描かれているようにしか見えません。
グリフィスは人間の姿をしていますが、霊的には途方もない巨大な存在である事をシールケも言及しています。
まさに『光の鷹』に相応しい神々しさを醸し出しているのです。
単行本に収録されていない深淵の神と転生前のグリフィスの会話の中で、グリフィスは人間の深層心理レベルの渇望が生んだような存在である事が語られていました。
また、グリフィスの受肉の最大の功労者とも言える完璧な世界の卵は、この世に欠けたただ1つの要素さえ整えば、それが完璧な世界であり、完璧な世界を孵化する事が望みだと言っていました。
両者は同一のものを指し、それはグリフィスをおいて他に考えられないと私は思います。
ベルセルクグリフィス受肉の謎|夢
グリフィス自体が『夢』
グリフィスは転生前から鷹の団の団員の夢の象徴であり、受肉後も人々の夢を実現させる存在に見えます。
グリフィスは自分が何者であるか、また何者になり得るのかを知りたいという事を渇望していましたが、その答えは、
『誰か、もしくは人々の夢』
と言えるのではないでしょうか?
夢や渇望が具現化した存在こそグリフィス。
深淵の神は、自らを人間の渇望が生み出し、因果律を支配する存在だと語っていましたが、それは言い換えれば、深淵の神の意志は人間全体の意志と言え、深淵の神がグリフィスの運命を決めたなら、それは人間全体が決めた事にもなります。
これは、グリフィスにとっては残酷な事だったのではないでしょうか?
グリフィスは転生前、ガッツに生まれたから仕方なく生きるなんて耐えられないと語っていました。
これから察するに、グリフィスはゴッドハンドに転生を果たしても、因果律が定めた運命を変える事まではできない。
巨大な因果の激流からは何人も逆らえない事を、グリフィスは悟ったのではないでしょうか?
今のグリフィスの無表情な感じは、そんな諦めから生じているような気がします。
ベルセルクグリフィス受肉の謎|贖罪
贖罪
グリフィスは今までに無数の屍を積み上げ、これからも積み上げ続けます。
その先にある手に入れるべき城を目指して…
それこそ、ボイドが言う人の作りし神が与えし慈悲(ばつ)なのでしょう。
グリフィスが最後に至る運命は一体どのようなものなのでしょう…?
物語の行く末を見つめ続けたいと思います。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!
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