ベルセルクのゴッドハンドの正体は?|5人の魔王にして神の御使い
ベルセルクのゴッドハンドの正体についてこの記事をご覧いただきありがとうございます。
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この記事ではベルセルクに登場する5人の魔王にして神の御使い達の正体についてを
- ベルセルクのゴッドハンドの正体は?|次元を異にする存在
- ベルセルクのゴッドハンドの正体は?|傾向性
- ベルセルクのゴッドハンドの正体は?|全て法王庁絡み?
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
ベルセルクのゴッドハンドの正体は?|次元を異にする存在
『ベルセルク、ゴッドハンド達の正体を妄想たっぷりに考察』
ベルセルクに登場する5人の魔王にして神の御使い。
天使長ボイドを中心に、胎海の娼姫スラン、ユービック、コンラッド、そして闇の翼フェムト…
『神の手』として存在する彼らこそがゴッドハンド。
超常なる者『使徒』達の王と君臨している彼らも、一員であるグリフィスと同じく元は人間であったはず。
今回は、そのゴッドハンドの正体について妄想たっぷりに考察してみたいと思います。
ゴッドハンドについて
彼らは彼らと同じく転生した『使徒』達とは次元を異にする存在のようです。
肉体を持ち、現世に常住する使徒達に対し、彼らは基本、肉体を持つなど形をとらず、意識体として存在しているようです。
スランはクリフォトにてガッツに会う為に受肉しましたが、これから意識的に現世で形を成す事は可能なようです。
おそらく、『神』をおいて他に彼らに勝る存在はいないものと思われます。
彼らは因果律、即ち運命の行き先をある程度『予測』できるようですが、それはあくまで『予測』で、ガッツとキャスカが『蝕』を生き残ることまではわからなかったようです。
そこから考察するに、彼らは神に近い存在ながら、自身の未来までは把握する事は叶わないと見えます。
その点において、彼らもまた因果律に支配される存在過ぎないと考えられます。
現実世界の各地の神話においても、神は自分の運命を変えるまでの力を持たない場合が多く、ゴッドハンドらと同じく、運命に支配される存在だと言えます。
運命は、一方向に流れる巨大な川の流れのようなもので、その本質は『時間』というエネルギーの流動であると思います。
ゴッドハンドとて、その流れを変えたり、止めたりする事はできないのでしょう。
ベルセルクのゴッドハンドの正体は?|傾向性
天使長ボイドとフェムトに見るゴッドハンドの傾向性
ボイドの正体は御伽話『髑髏の王様』に登場する『賢者』だというのが定説化しています。
『賢者』は、正体不明の伝説の存在ですが、御伽のに語り継がれているという事は、歴史に名を残していると言えます。
フェムトはグリフィスであった時に、ミッドランド王国の救国の英雄時になりましたが、ガッツを失った喪失感から過ちを犯し、反逆者として投獄され、拷問の末に再起不能となり、『蝕』においてゴッドハンドに転生、そこからまた受肉して現世に舞い戻り、現在、世界の絶対者となりつつあります。
『フェムト=グリフィス』も、歴史に名を残したか、これから残していく存在です。
ならば、他の3人、スラン、ユービック、コンラッドも歴史に名を残す人物であった可能性はかなり高いと思われます。
ベルセルクのゴッドハンドの正体は?|全て法王庁絡み?
全て法王庁絡み?
ボイドの正体が『賢者』なら、彼は必ず法王庁に聖人として認定されているはずです。
また、フェムトもグリフィスとして現世に舞い戻ってからは法王と共にあり、『光の鷹』『救世主』として扱われており、間違いなく聖人として認定される存在。
ならば、スラン、ユービック、コンラッドも同じく、現世においては聖人として名を残している可能性はか大かと思われます。
となると、ゴッドハンド達はまだ人間であった頃、歴史に名を残すだけの善行を行なった後に転生したはずです。
転生したからには、彼らは何かに『絶望』したと思われますが、歴史に名を残すほどの善行を行なった人物が、一体何に絶望したのでしょうか?
運命に絶望
歴史に名を残すほどの善行は、必ず人間の営みや精神性に大きな変革をもたらしたはずです。
しかし、それらは永遠に続くものではない。
この世には、変わらず永遠に存在し続けるものだと1つとしてない。
それが因果律に定められた何人にも変えられず、逃れられない『運命』…
彼らを絶望させたものこそ、その運命であったのではないでしょうか?
人間の中に『魔性』や『悪』が存在するという事も因果律によって定められた運命であるならば、それを変える事も止める事もできない…
それに、いくら善行を積んだとしても、その先に残酷な未来が訪れたり、待っているとしたら、人間は善行せずにいられるでしょうか?
私は、そんな『運命』というものが、彼らを絶望させ、転生するに至ったのではないかと考えています。
まとめ
何やら救いようのない内容に落ち着いてしまいましたが、ゴッドハンド達の対極にいるのが、ガッツ達や髑髏の騎士であると思います。
どんなに絶望的な状況になろうとも、徹して運命に抗い、もがきにもがきまくるガッツの姿に、私は人間としての『美』を感じてしまいます。
例えその姿が泥に、血にまみれようとも、例えどんな巨大な存在が立ち塞がろうとも、人間は己の命を燃やして、自分の運命に堂々と立ち向かう事が最上の生き方であると、作者三浦先生は表現しているのかも知れませんね…
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!
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