女性同士のマジ喧嘩を目撃|些細なことが原因で・・・
女性同士のマジ喧嘩目撃についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。
いい芝居してますね!サイト管理人の甲塚誓ノ介でございます。
この記事ではオカルトではなくまた別の意味で過去に肝を冷やした甲塚の実際の体験談から
- 女性同士のマジ喧嘩を目撃|御堂筋線乗り場
- 女性同士のマジ喧嘩を目撃|修羅場
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
女性同士のマジ喧嘩を目撃|御堂筋線乗り場
甲塚誓ノ介体験談シリーズ『バチーン!』
これはねぇ、私が30歳くらいの時に、実際に目撃した事なんですが…
当時、私は会社に勤めながら趣味で演劇の世界に足を突っ込んでいまして、まあ、完全にアマチュアなんですけどね。
で、週末になるとその活動で大阪市内へと繰り出すわけです。
実家から大阪市内までは電車で小一時間。
そこから地下鉄で移動するわけなんですが、この話はその地下鉄の駅が舞台になります
御堂筋線乗り場
私、役者もやってたんですが、その時期には脚本書きがメインになってましてね。
その日は脚本を頼まれていた劇団さんの稽古に脚本家として参加してたんですが、夜に地元で用事があったので4時くらいに稽古を抜けさせてもらって、家路につきました。
ちょうど年の瀬でね。
駅構内はかなりごった返していて、まあ活気にあふれてるわけです。
電車の中もギュウギュウ詰めでね、暖房も入ってるんで、冬なのに汗ばんだりして…
まあ、何とかね、地下鉄天王寺駅に辿り着いたわけです。
電車を降りたら涼しくなるかなと思ったんですが、人の熱気というやつは凄いもんで、電車の中も外も変わらないくらい暑いんだ。
で、人波に身を任せてホームから改札に向かう階段を登りかけたんですが、そこで事件が起こったんです。
女性同士のマジ喧嘩を目撃|修羅場
修羅場
ホームから改札に向かうには結構急な階段を登らないといけなくて、そこも人でごった返してる。
で、階段を登りかけたんですが、私の後ろ、ホームの方から凄い声が聞こえたんです。
『あんた~!ちょっと待ちや~!』
甲高い、
『大阪のオバちゃん』
そのままの声でしたね。
えっ!?
と思って振り返ると、髪にパーマをかけた上にパープルに染めた黒い上下の、年の頃60前後のオバちゃんが、茶髪のポニーテールで、白いダウンジャケットにジーンズ姿の年の頃30後半の女性の胸ぐらを掴んでいる様が目に入った!
私の頭の中でサザンオールスターズの『修羅場☆ラ☆バンバ』が再生されましたね。
『修羅場』っていうのは、インド神話のアスラ神族、つまり阿修羅がデーヴァ神族、つまり神様達と戦う戦場を指して生まれた言葉で、これから始まるであろう女性二人の争いにはピッタリな言葉だと思いましたね。
私、こりゃ事件が起こるな~と思って、邪魔だと分かっていながらも、端っこに寄ってね、女性達の様子を観察する事にしました。
紫パーマのオバちゃんはかなりキレていらっしゃったみたいで、遠目にも凄い形相なのが伝わります。
『あんた~!肩ぶつけといて挨拶無しか~!?』
その叫びから、紫パーマの怒りの原因は判明しましたが、この世にそんな些細な事で赤の他人にマジギレする人間が実在した事に、私は新しい発見をしたような胸躍る気分になりました。
また、そんな台詞を生で聞いた事も初めてだったので、唇から漏れ出す笑気を堪えるのに必死でした。
しかし、茶髪の女性も負けていません。
『混んでるんやから仕方ないやろ!しょうもない事でキレて、ホンマに気持ち悪いオバハンやで!』
と、周囲の人にアピールするような大きな声でそう答えました。
正直、私は茶髪の味方でした。
迷惑極まりないヒステリックな紫パーマに味方する理由など微塵も無かったからです。
しかし、その茶髪の切り返しに胸パーマは完全にキレてしまったようで、
『キイイイー!!』
という奇声を発したかと思うと、
バチーン!!
距離にして20メートル以上は離れている私の耳に届くような豪快な張り手を茶髪の頬に炸裂させたのです!
う、うわ~っ!!
まさか手を出すなんて思いもしないじゃないですか?
私、ちょっと悲鳴をあげてしまいましたよ。
しかし、茶髪も負けん気の強い女性なのでしょう。
負けじと、
『何すんねんこのオバハン!』
と怒鳴りながら、紫パーマの頬に張り手を炸裂させました!
やはり年齢の差か、紫パーマは一歩後ずさったように見えました。
完全に効いています。
しかしまた、
『キイイイー!!』
という奇声と共に茶髪の頬に張り手を繰り出し、また乾いた音が響きます。
茶髪は微動だにせず、また張り手を返します。
今度は紫パーマも引かず、いや、さらに強めのプレッシャーで茶髪の髪の毛を掴んで引っ張り始めました!
茶髪も紫パーマの頭を掴んで応戦します!
私は流石に止めないとヤバイと思い、一歩足を踏み出しましたが、周りの男性が二人を引き剥がしにかかってくれました。
私はそこで冷静になり、更に止めてくれる人が大勢いたので、安心してその場をはなれました。
しかし、二人の女性が罵り合う声がずっと後ろから聞こえていました。
正直、女性同士のマジ喧嘩を目撃したのは生まれて初めてで、その凄まじさに、ドン退きしてしまいましたね。
女性ってのは、もしかしたら男性より血の気が多いのかも知れませんね…
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠に有難うございました!
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