約束のネバーランド読み切りネタバレ!|母達の決意
母達の決意
突然のイザベラの計画への勧誘に混乱する四人!
鬼達への反逆、しかも自分達にもそれを扇動する…
しかも、自分達を蹴落とそうとした本人達を仲間にしようというのだ。
シエナは罠だと口にするがイザベラは本気だと微笑む。
ジェシカは農園は潰せないと叫ぶ!
例え偽証で死罪に問われようとイザベラの反逆を訴えた方がまだ賢い選択だと口にするが、イザベラは、なら私に向けた刃は次に誰に向けるのか?
蹴落とし合いを続ける今を選ぶというのか?
そんなものは終わりのない無間地獄よ、とジェシカを諭す。
しかしジェシカは地獄だなんて言われずともわかっている!
自分さえよければいい、自分を守るためなは仕方ない事だと割り切り、そのために自分が産んだ子さえ捨ててきたのだ!
イザベラはジェシカ達に自分が産んだ子供を覚えているかと尋ねる…
ジェシカ達は質問の意味が理解できないが…
イザベラはグランマになると色んな事を知れたと言い、ジェシカ達が産んだ子供達は第3プラントにいて私が育てていた、また生きていると告げる。
また、逃げて外にいる子供もいるという…
とっくに死んだはずだと思っていた我が子が生きている…
それを聞いたマチルダは生き延びる為に必要だった為で道具に過ぎないものだと子供に対する思いを堰き止めようとするが、妊娠中、お腹の中から蹴った我が子の感触を思い出し…
涙が堰き切って溢れ出す!
切り捨てたはずの愛情は未だ無くしておらず、ずっと心の中に堰き止めていただけだったのだ!
イザベラは語る…
出荷のない世界を作りたくないか?
友達を蹴落としたり、諦めて捨てなくていい世界に変えたくないか?と…
今、自分達は彼らの思う壺であり、彼らは人間同士の分断を望んでいる。
結束を恐れているのだ…
我々は刃を向ける相手を間違えている!
我々は団結しなければならない!
それを脱走した子供達から教えてもらったのだと!
イザベラは全責任は自分がとると言って四人に力を貸してくれと頼む!
イザベラは出されたお茶を飲み干して誓いとし、協力すると宣言する!
マチルダは自分達を食べる化け物に頭を下げて生き延びるのも馬鹿らしいと思いながらイザベラに勝算はあるんでしょ?
あんたと組んでこの農園を潰せるなら、団結くらいいくらでもしてやると叫ぶ!
しかし、マチルダは条件があるという。
イザベラが裏切らないという保証が欲しいという。
イザベラはジェシカ達に一枚のメモを手渡す。
それは『イザベラは息子がいたから逃したのだ』という証拠になる内容らしい…
これ以上ない保証に、ついに5人は…
ここに団結を誓い、以後、農園を潰すために動いていく事になる!
計画決行はエマ達が戻ってきた時…
イザベラはエマ達の帰還と成長を見るのを心待ちにしているように見える…
イザベラがジェシカ達に手渡したメモは、実子であるレイの遺書だったようです。
マチルダはイザベラが他者の目に触れれば命とりになるようなメモを大事に持っていたのは、唯一残った宝物として、また背負うべき罪の証としていたんじゃないかと推測する。
同じような境遇であるマチルダはそのように想ったようです。
イザベラはただ子供達がありのまま、あるべきように生活できる世界にしたかった…
また、ありのままいられなかった自分ができなかった自由な生き方を子供に望むという大人なエゴだとも…
イザベラの想いの結果、みんな元気に笑顔で暮らせる世界になった…
母親の愛は世界を変えるほどに強いのかも知れませんな…
イザベラはまた四人の母親の心をも救っています。
化け物や鉄の女と呼ばれた強さ愛情は彼女にも受け継がれていると甲塚は感じました。
最後までお読み頂き、誠に有難うございました!
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