もしも月がなかったら|影響の大きさは絶大なもの
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この記事では、もしもの世界、もしも月がなかったら地球はどうなっていたのかということについてを
- もしも月がなかったら|生命の誕生と進化は起こらなかった?
- もしも月がなかったら|1日の長さは4時間!?
- もしも月がなかったら|風速300メートルの強風が吹く!
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
もしも月がなかったら|生命の誕生と進化は起こらなかった?
生命の誕生と進化は起こらなかった?
月が地球に与える影響は、私たちが想像している以上に遥かに大きいです。
「もしも月が無ければ地球はどうなっていたか?」
という事を考えれば考えるほど、月が地球に与えている影響の大きさが実感できます。
まず思いつくのは、潮の満ち引きであるかと思います。
月の潮汐力がなく、太陽の潮汐力だけでは今のような潮の満ち引きは起こりません。
潮の満ち引きは、生命の誕生や進化に大きくかかわっているとも推測されているため、月がなければ、もしかしたら生命すら生まれていなかったかも知れないのです。
仮に生命が、何らかの形で誕生していたとしても、月がないと潮の満ち引きは非常に小規模なものなので、生命の進化や複製に必要な無機物は限られた範囲にしか存在しなく、生命の進化するスピードは非常に遅いものだったと考えられます。
もしも月がなかったら|1日の長さは4時間!?
月がないと1日の長さは4時間!?
スーパーコンピューターのシミュレーションによれば、月がない状態では地球の自転軸が、安定しない、という結果が出ています。
自転軸が安定しない場合、気候の大変動が頻繁に起こることが予想されます。
自転速度も今よりも極端に速く、地球の1日の長さは4時間ほどになるといいます。
自転速度が速いと、大気の流れも現在とは変わってきます。
現在の地球の1日(24時間)を基準にすると、木星の自転は、0.414日、土星の自転は0.444日となります。
木星や土星は高速の自転速度の影響で、常に東西方向に強い風が吹き荒れる過酷な環境ですが、地球の自転速度が速くなった場合、同じような世界になると考えられます。
もしも月がなかったら|風速300メートルの強風が吹く!
さらに、自転速度が速くなることで、気象現象にも大きな変化が生じます。
1日の長さが短くなると日照時間も少なくなるため、大気が暖まりにくくなって、熱による大気の上下移動が減ります。
赤道付近では風速300㎞以上もの台風が発生して、激しい雷雨も頻発するなど、地球規模で気象現象は激しくなります。
想像するだけでも、とても今の人類ではこんな環境に対応できる身体は持ち合わせておらず、住むことは不可能だと考えられますね。
また、強風の影響で浸食が進むため、高い山は存在しなくなります。
その一方で、、火山活動は激減するかもしれません。
月の重力が地殻やマグマ溜まりに影響を与えているという説もあるからです。
以上のように、もしも月がなければ地球は今とはまったく違う姿になってしまうのです。
この記事でのご紹介は以上となります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
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