東京喰種re第16巻エピローグから月山習について|美食家
東京喰種re、第16巻エピローグから月山習についての色々を考察~狂える美食家から大政治家へ~
月山習…
終幕を迎えた東京喰種…
個性豊か過ぎるキャラクターが多数登場した物語の中でも、異彩を放つ存在である彼…
今回は、物語の中での彼の歴史を振り返ると共に、エピローグから見る彼の今後について考察してみたいと思います。
美食家、月山習
月山習…
カネキと同じ上井大学の学生として彼は初登場しました。
その正体は喰種であり、それも食に関してはかなり偏執的な趣味嗜好の持ち主であったわけです。
半喰種であるカネキの匂いに惹かれ、あれやこれやと策略を巡らせてカネキを食べようとしましたが、カネキ、トーカ、ニシキの三人との戦いに敗れ、彼の野望はしばらく頓挫する形になりました。
彼のカネキを食べるという野望はそれからも継続されました。
カネキがアオギリの樹に拉致された時、あんていくのメンバーと共に救出に向かいましたが、それも『食料』としてのカネキを他の人間に渡したくないという思いからだったようです。
しかし、アオギリの樹に拉致され、ジェイソン兄貴による拷問等により、人間としても喰種としても覚醒を果たしたカネキの急激な成長により、月山がカネキを食べる事は大変困難になりました。
また、月山はカネキを深く知れば知るほどに、その繊細で美しい人間性に魅了されていったようです。
そして彼は、カネキの『剣』となる道を選んだ。
大好きなカネキに幸福になってもらいたい、いや、してあげたいという愛情からくる感情が、ついに食欲を凌駕したのでしょう。