仕事の笑える体験談人は見た目ではわかららない!|フリーター時代の爆笑体験
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いい芝居してますね!サイト管理人の甲塚誓ノ介でございます。
この記事では甲塚誓ノ介体験談シリーズの仕事の笑える体験談から、人は見ためではわからないとつくづく思った実際の体験から
- 仕事の笑える体験談人は見た目ではわかららない!|ボ、ボビー・オロゴン!?
- 仕事の笑える体験談人は見た目ではわかららない!|意外にも…
- 仕事の笑える体験談人は見た目ではわかららない!|見事な泉州弁
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
仕事の笑える体験談人は見た目ではわかららない!|ボ、ボビー・オロゴン!?
『仕事中の笑える話~人間、見た目ではわからない話』
これは、大阪在住の私が作業服屋さんでアルバイトをしていた頃の話…
私が働いていた店は所謂『職人の店』で、作業服やカジュアル服、安全靴や工具などを取り扱っていました。
当時、私はまだ20代で趣味の演劇をやりつつ、まあ、所謂フリーターってやつでした。
その日も、私は品出しや接客をこなしていたんですが、夕方にそのお客さんが来客されました…
ボ、ボビー・オロゴン!?
店の自動ドアの向こうに、一際長身のお客様の姿が見えました。
アーミーグリーンのツナギを着用し、身長はゆうに190を超えているようにも見え、ツナギを着ていてもわかるほどの筋骨隆々とした、あのボビー・オロゴンそっくりのお客様が来店されたのです。
その威圧感は尋常ではありません。
その時、レジには、というか、店には私一人…
『これは強客だ…いかように対処すべきか?』
私は手に汗を握りましたね。
まず、素直にレジ仕事だけをするなら、まずは大丈夫でしょう。
しかし、何か問い合わせを受けた時、それが問題です。
私は英語の塾に通っていた時期があったのですが、そこではなに一つ身につける事が出来ず、外国の方と会話しても一般的なニュアンスを感じとる程度の力しかありません。
このお客、いかように対処すべきか!?
仕事の笑える体験談人は見た目ではわかららない!|意外にも…
意外にも…
自動ドアが開き、そのお客様は入店するなり、レジへと歩みよってこられました。
悪い予感は見事に的中!
明らかに何か問い合わせを繰り出してこられる雰囲気です。
お客様はレジカウンター越しに私の眼前に立ちはだかると、開口一番、こう言われました。
『兄ちゃん、ツナギあるけ?』
なんと、その威圧感たっぷりのボビー・オロゴンそっくりなお客様は、日本語、しかも大阪弁の中でも極めてコアは泉州弁で問い合わせてこられたのです。
一瞬ホッとしたのですが、威圧感が尋常でない事に変わりはありません。
しかし、受けごたえはしっかり行わねば、店の信頼に関わります。
『あ、ツナギですか?もちろん扱っております』
私がそう答えると、お客様は少し笑顔を見せて下さり、
『ワイ、オートバイのやつしか着んのやけど、オートバイのやつおいてるか?』
オートバイとは、ツナギメーカーの老舗中の老舗『山田辰』というメーカーの事です。
無論、そんなメジャーなメーカーのものを扱っていないわけがなく、すぐにお客様をツナギ売り場に案内しました。
仕事の笑える体験談人は見た目ではわかららない!|見事な泉州弁
見事な泉州弁
しかしこのお客様、やたら日本語、いや泉州弁が板についておられ、しかも非常に優しい方である事が伝わってきました。
試着をお手伝いしたりしながら会話していたのですが…
『お客さん、日本語お上手ですね?』
するとお客様は、
『あ、ワイな、日本に来て10年くらいになるけど、最初は皆目喋べれんかったんやで?でもな、今の嫁はんがよう教えてくれてな…』
『そうなんですか…僕ね、泉州弁好きなんですよ。外国出身の方に泉州弁を喋ってもらえると、なんか嬉しいですわ』
『ワイも泉州弁好きやで。なんかオモロイよな?』
お客様は本当に泉州弁が板についていて、全く違和感が無いんですよ(笑)
それから時々店に来てくれるようになったんですが、やはりいつもオートバイのツナギを着ておられました。
奥さんは小柄で温和な方でしたね…
もう店を辞めて10年以上になりますが、今も元気に泉州弁を話されているのかなと、時々思い出します。
あれだけ流暢な泉州弁を話す外国の方には、あれ以来出会っていませんね…
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!