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終末のワルキューレ83話ネタバレ!|アポロンの過去を知りレオニダス共感!

終末のワルキューレ
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終末のワルキューレ83話ネタバレ!|己を知る事

 

己を知る事



レオニダスには伝わったアポロンの精神性ですが、観客席の凡庸な神々には伝わらないようで、馬鹿みたいに正面から撃ち合ってあのさザマ…
身の程をわかってないんじゃないかと悪態をついています…

それを耳にしたアレスは勝手な事を言いやがってと怒っていますが、ヘルメスはやはりアポロンが好きなんですねと笑う…
アレスは全力で否定しますが、アポロンが身の程知らずなどという事はないといい、ゼウスもアポロンほど男を知る神はいないと断言しています…

ここからアポロンの過去編に…

アポロンを祀る神殿には『汝、己を知れ』というアポロンの言葉が刻まれいるが、古代ギリシャの人々はその言葉を『下等な人間は己の身の程をわきまえろ』という意味に捉えていた…

人々は多くのものを司る万能の神からの戒めとしていたわけですが、その真意は全くの逆!

これから、それを裏付け、アポロンの精神性を如実に現したエピソードが語られます…

かつてデルフォイの地にピュトンという怪物が現れた…

ピュトンは奇怪な姿を疎まれて天界を追放され、たびたび人間の村を襲っていた…

それをアレス配下の精鋭部隊が討伐に向かったがピュトンは圧倒的に強く返り討ちにされてしまう…

そんな事が繰り返される中、誰の手にも負えず暴れ回るピュトンは人間達から恐れられ、忌み嫌われていった…

まあ嫌われるのは当たり前ですが、ピュトンはどこか愛嬌もあり、彼が暴れ回る理由はこの時点でなんとなくわかりますね…

見た目だけで差別されるという理不尽な世界に彼は彼なりの戦いを挑んでいたのでしょう…

ある日、アポロンがピュトン討伐に現れます。

ピュトンはアポロンの尊大な態度と自分とは全く違う美しいアポロンの顔が気に入らないといつものように返り討ちにしてやろうと襲いかかりますが、なんと一撃で殴り倒されてしまう!

ピュトンはアポロンが自分では歯が立たない相手だと理解しますが、自分のプライドを守る為にまだ負けていないと再びアポロンに挑もうとします。

アポロンはそれを笑顔で受け入れますが、この続きはまた明日だと言ってピュトンの寝床を奪って寝てしまいます…

次の日から、ピュトンは毎日毎日アポロンに挑み、その度に返り討ちにされるという日々が繰り返されるわけですが、ピュトンは絶対に諦めない…

アポロンは何故そこまで挑み続けるのだと理由を尋ねますが、ピュトンはこう答える…

いつもいつも理由なく嫌われ迫害されてきた…
天界でも地上でも同じ…
自分が生まれつき怪物であり、こんな姿をしているからだ!

ピュトンは涙ながらにそういうと、それだけに生まれつき全部持って生まれたきたお前には絶対に負けられないんだと叫ぶ!

アポロンはそれに一言、美しいと呟く…

ピュトンはバカにするなと怒りますが、アポロンはバカになどしていないという!

姿形などどうでもいい…
美しいのは今のキミという存在そのもの…
己と向き合い魂を焦がして闘うキミはとても美しい…

アポロンは、キミとオレ様も同じだという…

アポロンは最初、何も持たざる凡神だった…

血の滲むような努力で全てを掴み取り万能神となり得た努力の神!

その結果オリンポス十二神の人柱、太陽神アポロンと呼ばれるようになったのだと、アポロンはピュトンに同じだという意味を教えた…

アポロンは美しくない者は今に満足し全身しない者だという…

己を知る者は己に足りないもの、己が弱い事を知り、己が変わる事を恐れない…

己を知る者は須く己の美を誇るべし!

アポロンはピュトンに己の美を自覚し、それを誇れと道を示したわけですが…

なんだよオメーよ!
めちゃくちゃ説得力あるし、いい事いうじゃねえかよ!
そうかよそうかよ、オメーそうだったのかよ!
正直オレ、オメー大好きだわ!

と思ってしまいますが、おそらくピュトンもそうだったのでしょう…

ピュトンは涙を流して自分の罪を後悔しますが、アポロンは己を守る為に戦う事はあるだろうといい、また、それが戦争になる前に止めるのも神々の仕事かも知れないなと言い残しますが、それはピュトンが罪を悔いるなら、これからはデルフォイの守り神になれという意味でしょう…

また、バカンスを満喫したから帰るというアポロンに、ピュトンは自分はもう負けないと誓って二人は別れたようです。

ピュトンは以後デルフォイの人々と共に生活し、アポロンを讃える神殿を作って、『汝、己を知れ』という言葉を刻んだようです…

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