終末のワルキューレ59話ネタバレ!始皇帝の壮絶過去!|他者の痛みを識る最高の王!
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この記事では終末のワルキューレ59話の内容に感想をネタバレも含みますが、
- 終末のワルキューレ59話ネタバレ!始皇帝の壮絶過去!|嬴政と春燕
- 終末のワルキューレ59話ネタバレ!始皇帝の壮絶過去!|特異体質と幸福な日々
- 終末のワルキューレ59話ネタバレ!始皇帝の壮絶過去!|最高の王
以上の項目に沿ってご紹介しております。
終末のワルキューレ59話ネタバレ!始皇帝の壮絶過去!|嬴政と春燕
始皇帝の壮絶過去!他者の痛みを識る最高の王!
終末のワルキューレ第59話!
前回は始皇帝とハデスの戦いが激化していく様子が描かれましたが、始皇帝は何やら特異体質の持ち主であるようですね…
今回は第59話の内容と感想を色々と書かせて頂きます!
嬴政と春燕
紀元前260年…
秦と趙による『長平の戦い』では、秦の将軍・白起は捕虜にした趙の将兵達を大勢『生き埋め』にしたと記録されていますが、その総数は45万人とも言われていますが、歴史上最悪クラスの大虐殺だと言えるでしょう…
その翌年、趙に人質に出されていた秦の王族・子楚と趙の舞姫との間に子供が生まれる…
秦から見れば敵地で生まれたその子供こそ、後に始皇帝と呼ばれる事になる嬴政だったわけですが、有名な話ながら、こうやって改めて見てみると、嬴政はとんでもない時期にとんでもない場所に生まれていますね…
父・子楚は嬴政が2歳の時に単身祖国に逃げ帰り、母は嬴政の育児を放棄した…
これはもう、完全に長平の戦いで生まれた趙人からの怒りと恨みの空気に耐えられなかったという事でしょう…
しかも、嬴政の祖父に当たる秦の昭襄王が孫など知らんと趙に侵略戦争を仕掛けたりと、嬴政は父母、祖父、そして国から捨てられた子供として、それでも敵地で生きねばならなかった…
そして嬴政は7歳になった…
嬴政は趙から屋敷を与えられ、護衛付きで最低限の暮らしはさせてもらっていたようですが、屋敷には酷い落書きがされており、護衛の兵達は仕事をする気など毛頭なく、嬴政は7歳にして守ってくれる存在がないシビアすぎる毎日を送っていたようです…
護衛の兵達は無論、長平の大虐殺の恨みを嬴政にぶつけており、人間の価値がないとか、許されるならこの手で殺してやりたいとか、7歳の子供をいびっています。
それほどの事を秦はしたと言えますが、当然ながら嬴政には罪はないですよね…
おそらく護衛の兵達もそれは分かってはいると思いますが、どうしても辛くあたってしまうのではないかと思います。
本当にそう思っていたなら、もうすでに嬴政は殺されていると思います。
また、嬴政を不憫に思うところもあったんじゃないかと思いますね…
また、嬴政はそんな中でも作り笑顔をたやさず、屋敷を護ってくれている事に感謝の意を現したりしていますが、明らかに無理していますよね…
そんなある日、嬴政の屋敷に眼光鋭く、明らかに強そうな美人の女性がやってくる…
彼女は春燕と名乗り、新しい住み込みの世話役兼護衛としてやってきたといいます。
春燕は嬴政に対して、お前を煮るなり焼くなり自分の自由というわけだと威圧的な態度をとりますが、嬴政はそれにも作り笑顔で答え、よろしくお願いしますと深々と頭を下げる…
春燕は拍子抜けしたようなリアクションをとりますが、構わず嬴政に屋敷を案内しろと屋敷内を見て周りますが、その屋敷の傷み具合に多少同情したようです。
しかし、春燕は嬴政の態度に違和感を感じており…
お前は本当に7歳なのかと尋ねます。
嬴政は、そうですが何かおかしいでしょうかと返す…
すると春燕は気に入らないと大声を出します!
7歳くらいの子供なら、すぐに泣いたり怒ったりするはずで、その貼り付けたようなニコニコとした作り笑顔が気に入らないという…
しかし、まだ7つの嬴政には敵だらけの中で己を保ち、コミュニケーションをとるにはこれしか方法がなく戸惑いますが、何とか笑顔以外の表情を見せようと怒ろうとしますが、うまく怒れません…
大人からみれば、嬴政は精神的にかなりやばい状態にあると見えますよね…
春燕もそう感じたのか、もういいと言って、嬴政と一緒に屋敷の清掃をはじめます。
こうして、嬴政と春燕の奇妙な擬似家族生活が始まったわけですが、この出会いが嬴政の人生に大きな影響を与える事になるようです…