プラチナエンド54話ネタバレ感想|天才の結末
天才の結末
米田博士は自分の許可なく自分の事がメディアに露出した時から自分は死を覚悟していたという…
手毬はノーベル賞を貰って顔がメディアに露出したのは名誉な事であり、何故死ぬ覚悟が必要なのかと質問するが、中海は博士はただ静かに研究していたかっただけなんだと代弁して答える。
二人は天才科学者ならではの悩みなのだろうと言うが…
博士はまるでロボットのような雰囲気で力なく自分の思いを言葉にしていく…
天才という人間は存在せず天才とは成された結果の事をそう呼ぶのだ…
ゆえに、人間はまた成された結果を成した人間に求め、成せる者と決めつけられた人間が成さない事を非難する…
博士は言う、真に全知全能なもの、真の悪は表には出てこない…
これは博士が存在を否定している神の事を言っているのか?
博士は自分は愚かな人間に過ぎないと理解しているが、中海をはじめとする大衆はノーベル賞を二部門獲得し、書いた小説が世界で10億冊も売れ、また米田細胞で医学賞さえ確定している米田博士が天才以外の何者なのだと口々に言いますが…
自分は極端に他人との接触を避けてきた結果人の気持ちもわからず愛する人間もいない…
しかしそれらを心理学などの論文に置き換え、さも知り得ているような不利をしているだけの臆病で卑怯で愚かな一人の人間に過ぎないという。
それに対して明日は、人は人を通してしか幸せをえらないのかも知れないと口にする。
結局、博士にとっては人類、自分にとっては咲…
自分の命に代えてでも守りたいもの、守りたい事があると言う事、それが幸せに他ならないという。
博士は明日の想いを肯定する。
しかし、それゆえに人に迷惑をかけてはいけないと博士は口にし、迷惑をかけぬ為には己の存在を消す事が必要…
博士は自分は死に、レッドが神になればいいと言うが…
博士はまだ思考や理屈に囚われ自分を含める何かの死や消失という結末しか考えつかないようだが…
博士の考えに明日は感情をもってどう答えるのか…?
最後までお読み頂き、誠に有難うございました!
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