【ワンピース974話考察】黒炭家への迫害とワノ国の衰退|黒炭家は元々『異物』だった?
黒炭家は元々『異物』だった?
黒炭家の他の大名家のように姓に『月』を持ちません。
また、先程書いたように五大大名家の中でも一番格下の立場にあったなら…
ワノ国には姓に『月』を持つ者が身分が高く、持たない者はそれに隷属する立場だと言う図式が大昔に生まれて受け継がれてきた可能性も考えられます。
『月』がつくと言う事は、月の文明との関わりが想像され、ワノ国はその末裔の国である…
対して黒炭家は月の文明の末裔ではなく、根本的に血統的出自を異にする『異物』であると認識されていたのかも知れない…
『異物』は差別される傾向にあるもので、黒炭家が永く差別的な扱いを受けてきたのなら、オロチの祖父の凶行にも理由というか原因はあったのだとも思えます。
ワノ国の民衆は『異物』に対して激しい反応を見せる性質にあるようですので、元々差別的な目で見ていた存在が正統な統治者である光月家から将軍職を簒奪しようとしたり、それに継ぐ立場の他の大名を殺害するなど国家を傾けるような行動をとったのですから、直接の罪人が死罪となろうとも、それと同じく血が流れる者に対して激しい迫害に至るのは、なんとなく想像はできますな…