【ONEPIECE974話考察】カン十郎スパイ発覚し錦えもんの気持ち|錦えもんは勘づいていた?
錦えもんは勘づいていた?
974話、菊は錦えもんに自分達の中に内通者がおり、その者をはっきりさせねばならないと進言しますが、錦えもんは
『今更知りたくないし、当人も自首などしないだろう』
と返し、菊はこれに激情を露わにして、
『内通者をはっきりさせ、切り捨てる貴方でなければ、我々も前へ進めない』
と錦えもんに詰め寄るが、錦えもんは下を向いて沈黙する…
そのあとすぐにカン十郎がカミングアウトするわけですが…
甲塚の妄想になりますが、錦えもんは内通者の存在、そしてそれが誰であるかも、昔から勘づいていたのではないか?
いや、錦えもんだけでなく、おでん様と傳ジローも気づいていたのでは?
正確には、傳ジローが勘づいており、おでん様と錦えもんは傳ジローから話を聞いていたのでは…
カン十郎が黒炭の人間であり、オロチと繋がっているのではないかと…
おでん様はカン十郎が子分になった時、手記にて
『過去迫害を受けていたようだが自業自得だ』
と綴っています。
この迫害がカン十郎の心を壊した迫害であるなら、おでん様は出会った当初からカン十郎の素性を知っていた事になる…
それは手記の中でのみ語った事で、口にはせず胸に秘めていた…
しかし、切れ者で物知りの傳ジローがそれに感づき、錦えもんにもそれを打ち明けておでん様にカン十郎は信頼ならぬと諌言するような事もあったかもしれない。
おでん様は迫害は自業自得と書いていますが、カン十郎は自分を慕いついてきて、仲間も大切にしている…
『身体に流れる血で人間を判断してはならない』
と三人で受け入れ、信じる事にしたのかもしれない…
事実、カン十郎は釜茹での刑で共に処刑されるまで共にしています…
全て芝居だったわけですが…