【ONEPIECE949話考察】ルフィの発言について|『生きる』か『活きる』か?
『生きる』か『活きる』か?
囚人達は、完全に奴隷根性に飲まれてしまっていますな。
ルフィはある侍の、奴隷とし生かされているに過ぎない日々を『日常』と呼んだその精神に明らかに腹を立てていました。
ルフィからすれば完全に『非日常』…地獄の日々!
侍達は自分達の国や大切な家族を守るために戦い、敗れましたが、何の罪も犯していない。
なのに、まるで罪人のように扱われている。
しかし、それは弱肉強食の世界だという説明である程度の納得はできる。
しかし、今侍達を支配しているものは、侍達、いやワノ国
から実に多くのものを奪い取り、また国土を毒まみれにしてしまった。
また、生かさず殺さずの過酷な労働を強いられ、それ以下にならないようにルールに従って生き、侍達はそれを日常として認識している!
狂っている!
ルフィが怒らないわけありませんよね!
ルフィが感染を気にせずに感染した侍に触れた理由は、自分の本気度を侍達に伝える為でしょう!
非常に不器用なやり方ですが、完全にへし折れた侍達の心に火をつけるにはこれしかなかったでしょうね。
『目ェ覚ませ!!!お前らただの奴隷だ!!!』
ルフィのこのセリフは、甲塚には
『生きてるのに死んでんじゃね~よ!』
とも聞こえます。
ただ生命ある限り『生きていく』事は誰にでもできます。
しかし、自分が自分らしく活き活きと『活きていく』事には、相当の覚悟が必要です。
ルフィは常にその覚悟を決めている!
甲塚はルフィが覇王色を使えるのは、血統とか運命とかではなく、そんな強力な覚悟故ではないかと考えています。
覚悟のある者の言動には力があり、人の心に響き動かすものです。
ルフィは言動にまで覇王色の覇気を纏わせているのかも知れませんな!