クザンは闇堕ちしたのか？｜サカズキを拒絶する理由
サカズキを拒絶する理由
クザンとサカズキは能力的には極冷と極熱と全く相反するような関係ですが、人間的な熱…正義というものに対する熱さは全く同じで、性格的にはある意味よく似ているとも感じられるのですが、その『正義』の形が違うものですから対立する事になるのでしょうね…
クザンがサカズキを拒絶する気持ちはオハラ事件の事からも何となく理解はできる…
しかし、サカズキは世界政府の正義に対しては正解なんですよね…
サカズキの徹底的すぎる苛烈な性格に問題はあるわけですが、結局サカズキの苛烈な性格は世界政府のやり方にはマッチしていて、彼は世界政府の方針には非常に真面目で従順だとは言えます…
それがクザンから見れば天竜人の犬みたいに感じられるのかも知れないですが、それがサカズキを嫌う理由なら、ちょっと子供染みていますよね…
オハラ事件にはクザンも絡んでいるわけですしクザンも天竜人直属として長年戦っていたわけですから不本意な仕事もしてきているはずで、それもサカズキを嫌う理由にはなり得ない…クザンはそこまで子供染みた性格ではないと思いますしね…
では、何故そこまでサカズキを嫌うのでしょうか？
個人的に思う事は、サカズキは人間の命や人権は正義より劣ると考えているように感じられますが、サカズキという人間の危険度はそこにあると思えます。
敵味方関係なく、命や人権を軽視する立場の人間が権力を持つのは非常に怖いですよね…
サカズキは天竜人ではないわけですが、精神的には天竜人と同じだと思うのです。
何よりも正義と面子を大事にし、それで藤虎とも揉めているわけですし、サカズキを尊敬している緑牛アラマキの非加盟国に対する言動も異常ですよね…
クザンはサカズキのそういうところを嫌っていて、サカズキの下で働く事もできなかったんじゃないかと思います…
しかし、そこから海賊に転身する事はまた意味が違いますよね…
