ロックスとは何者だったのか|世界の破壊者、新世界の創造主
世界の破壊者、新世界の創造主
世界を変える者になるという事は、現行の世界の破壊者となり、新たに作ろうとする世界の創造主になるという事ですよね…
ロックスには世界を破壊するという事を実現できるような力があり、それを望む者達を束ねるカリスマ性を持っていた…
しかし、結局は世界を破壊する事すらできなかっかわけですね…
甲塚は、ロックスがそれを実現できなかったのは、現行の世界を破壊する手段が暴力だったからだと思っています。
暴力は直接的な破壊をもたらす事ができますが、暴力はそれを上回る暴力によって制される事になるパターンが多いですよね…
カイドウやリンリンもそうだったわけですが、暴力によって世界を変えようとして成功したとしても、それは今までの支配者と交代するだけの話で根本的に世界を変えられてはいないと思うんですよね…
白ひげはロックスが滅びた事でそれを学んだんじゃないかと思いますが、カイドウやリンリンは『自分にはできる』と考えたのでしょう…
海賊という種類の人種ですから、手段は暴力しかないのは仕方ない事ですが、世界の破壊者にはなれても、新世界の創造主にはなり得なかったという事から、ロックスやカイドウ達は運命に選ばれなかった存在なんじゃないかなぁと甲塚は思っています。
ルフィも、今までは暴力によって敵を倒し民衆を不当な支配から解放してきたわけですが、暴力の質や意味みたいなものが明らかに違うように感じられます…