命の限界と流桜ワノ国の強さ|ワノ国の流桜
ワノ国の流桜
日本では、パッと咲いてパッと散る桜の花を人間の命に例える事がありますね。
『同期の桜』とか『花は桜木、人は武士』とか…
潔さを美徳とする日本人の意識が桜の花の特徴とマッチするんでしょうね。
試験に不合格だった時にも『桜散る』なんて表現されたりしますが、それはその人が命を燃やして頑張った結果で、それが報われたなら『桜咲く』、報われなかったなら『桜散る』…
やはり、桜と命は日本人にとっては繋がるものだと思われます。
ワノ国では覇気を『流桜』と呼ぶわけですが、『桜=命』だとするなら、流桜は体の中に流れる命そのものであり、流桜は命の力。
錦えもんはカイドウへの奇襲の際に
『この一撃に命を乗せろ!』
と心中で叫んでいましたが、それはやはり流桜を乗せろという事になるのだと思います。
それは、命を、流桜を限界まで使い切り寿命を使い果たして死んでもいいからと、自分の命に完全燃焼しろと命じるような気持ちだったのでしょう。
それがカイドウに刀が刺さり、また斬れた事の秘密だったりして?
カイドウも『おでんの流桜を?』なんて言っていましたしね…
また、おでん様は人間が簡単に焼け死に、熱気すら殺傷能力を持つ温度の釜茹での刑に1時間耐えたわけですが、その後カイドウは『お前の身体は死んでる筈』と言っていましたが、おでん様が釜茹での刑に耐えたのも、命の限界まで力を引き出し寿命と引き換えにしたという事だったかも?