【ベルセルク363以降考察】キャスカと月下の少年|狂戦士の甲冑を抑える力
狂戦士の甲冑を抑える力
正体不明の月下の少年は、狂戦士の甲冑に精神を飲まれ、仲間達に襲いかかろうとしたガッツの精神世界に人型の光となって出現し、優しく諭すようにして狂気と激情を抑え込んだ事がありましたが、いつもシールケが命がけであれほど苦労しているにも関わらず、いとも簡単にそれをやってのけました。
キャスカがグリフィスと蝕の記憶を刺激され錯乱に至るのも、ガッツが狂戦士の甲冑に支配されてしまうのと同じような現象ではないかと甲塚は考えます。
ならば、キャスカの精神に入り込み、傷を癒したり錯乱を抑えたりするような事が、月下の正体ならば可能ではないかと思えます。
また、月下の少年はガッツとキャスカの間に生まれるはずでありながら、蝕によって魔に取り憑かれ、グリフィスの受肉に利用されて消えたはずの子供が何らかの力によって存在を止めた姿だと考えられます。
月下の少年が二人の子であるなら、理不尽な運命によって刻まれた傷により心ならず距離を置かねばならない状態にある両親を繋ぐ役割はその子供にある…
いや、子供にしか出来ないような気がします。