趙攻略戦はすぐに開始される|趙国を襲う2つの災難
秦国は真っ向勝負で李牧と戦えば三度目の敗北の可能性もあり勝敗が五分五分の確立だとしても三連敗はどうしても避けたいはずです。
しかし騰将軍が引退した事からおそらくは再度趙攻略の総大将は王翦で行こうと昌平君も考えているはずです。
なので秦も昌平君か王翦かはわからないですが李牧を排除し盤面に現れないようにするための策を講じていくのではないでしょうか?
趙国の一番大きな弱点は国王が無能で機能していない事とその国王に気に入られているのが文官のトップ並の力を持つ郭開がゴミくずでまた趙国民の民に働く李牧に嫉妬している事。
秦国が送り込んでいるスパイはこの情報を昌平君や昌文君の耳に入らないわけはなく秦側はこれを使い李牧に退場してもらうよう働きかけるのではないでしょうか?
そしてその策が動き始めたころ、趙国は亡ぶ運命にあるかのように数々の天災や不作が起き国内を大飢饉が襲います。
李牧が戦場に出て指揮を取れない策が動き出し国内が戦える状態に無くなると言うこの2つの大問題が発生した紀元前229年に秦国が指をくわえて見ているはずが無くこの年に秦国は二か国目を滅ぼす為に動き出すでしょう。