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君と世界が終わる日に第5話の感想と考察|首藤の計画と人間の狂気

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君と世界が終わる日に第5話の感想と考察|第5話の感想

 

第5話の感想

人間は生死がかかった状態…
純粋な生命の危機であったり、社会的立場の危機であったりに関わらず、そんな極限状態に立たされる時にその本質が浮き彫りになるもので、ドラマなんかではそれは人間の内面の醜さとして描かれたりします。

現実の世界でも、おそらくはそうなのだと思います。

それは、人間の本質が臆病であるという事の現れであろうと甲塚は思います。

実際、人間は知恵を持つが故に死を恐れる生き物で、それから逃れようとして醜態を晒してしまうわけです。
人間も一つの獣にすぎない…

醜態と書きましたが、それは正しいとか間違っているという問題を超越した、生き物としては自然な衝動であり行動だと思います。

しかし、それは非日常での事であり、平和な日常、安全なはずの暮らしの中においても獣のような本性を隠しきれない者も存在します。

今回はそんな人間の姿が描かれたわけですが、自分のエゴで他者を虐げたり傷つけたりするのもまた人間の性質の一つだとも思います。
しかし、それを身勝手な理論で正当化するのは人間の狂気だと言えるでしょう。

響は良い事でも悪い事でも、自分を正当化しようとしない。

甲塚は響というキャラクターのそこが好きなんですよね…

理屈ではない衝動や感情、自分の中にあるそんなものが響のように他者に対しての励ましや救い、また他者からの信頼に繋がるようなものであって欲しい…

第5話をみて、そんな事をかんじましたね!

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