【鬼滅の刃174話考察】継国縁壱と黒死牟と七重の塔と赤い月|赤い月
赤い月
七重の塔を照らすのは薄雲がかった夜空に浮かぶ不気味な赤い月…
赤い月というのは災害の前触れだとか言われて、非日常感が強く人の心をざわつかせるものです。
幻想的なシチュエーションの中を独歩する黒死牟自身、非日常の化身なる鬼でありながらも、人であった時の心持ちでいたのかもしれない。
『今宵何ぞあらんや…?』
なんて感じている中、黒死牟は
『信じられぬものを見た』
と、老いさらばえた弟と対面したのです。
いかに黒死牟といえども、かなり心がざわついた様子で、この弟との短い再会の間、黒死牟の心は人間に立ち戻っていたように思えます。
赤い月というのは月が出ている位置に関係し、地平線や水平線近くでは赤く見えるだけだという科学的に説明できる現象のようですが…
それでも何かの意思を感じてしまうんですよね…