化け物と巨漢鬼
あの隊士らしき化け物は、また別の鬼と鉢合わせ!
かなりの怪力鬼と見ますが、化け物は臆する事なく最初から最大戦速!
笑いながら巨漢鬼の両腕を切り落とすと…
瞬く間に首を切り落とす!
この一連の動きから、化け物が炭治郎を凌駕するほどの戦闘能力を持っている事が伺えます。
また、化け物は『強さ』、ただそれだけを追求する求道者でもあるようです。
この化け物の価値観は強いか弱いか、それだけのシンプルなものであるように感じられますな。
鼓鬼
鼓鬼の目には『下』『陸』の文字が刻まれている…
しかし、それは消去されているようです。
鼓鬼のセリフからも、鼓鬼は元は鬼舞辻に近い十二鬼月であった事が伺えます。
鬼が強くなるにも限界があるようです。
人間を栄養にする鬼ですが、だんだんと摂取限界が変わってくるようです。
おそらくは先天的な器の大きさがあるのでしょう。
鼓鬼は十二鬼月という選ばれた鬼であり続けるほどの器を持っていなかったという事であり、人間五十人に勝るという量より質の稀血を求めるのは必然だったんですな。
鎹鴉のセリフからもそうである事が伺えます。
稀血とはなんなのか?
これも今後の伏線になりそうな気がします。
そして再開する鼓鬼の猛攻!
炭治郎は瞬きも呼吸すらも許されない!
増して、炭治郎は矢琶羽と朱紗丸との戦いの傷が完治しておらず、長男だから我慢出来ているだけという状態…
こういう時は、信じられる師匠の言葉を指針にするのが一番!
生き残るための手段はすでに教わっているはず。
それをどう応用できるかは、自分の成長一つであるはず!
炭治郎は自分で自分を鼓舞します!
こんなところで死んでる場合ではない。
目の前の敵を倒し、前に進むためには必要なのは強い心のみ!
鼓鬼も心に相当な闇を抱えているようです。
自分が生み出すものを他者に認めてもらえない…
それは鼓鬼からすれば全人格を否定される事と同義だったようです。
鼓鬼は自分を認めない全てを拒絶している!
それ故に屋敷に引きこもり続けていて侵入者は決して許さない…
鼓鬼は善逸と同じく臆病であり、他者は恐怖の対象でしかないのかも知れません。
猛攻は激しくなるばかり、これで意識を保ち続けていられる炭治郎の精神力は見事としか言えないです!
炭治郎は水の呼吸をうまく応用し、鼓鬼の攻撃を巧みに躱し続ける!
当たらない攻撃は苛立ちを生みます。
鼓鬼は攻撃を躱し続ける炭治郎に苛立ちを隠しきれず、ついに隙の糸を見せました!
勝利を確信した炭治郎は鼓鬼の心の闇を見抜いていたのか、鼓鬼の血鬼術を賞賛しました。
他者から認められたい欲求を持つ鼓鬼は、このセリフに人間らしい表情を見せました。
決着はついた…
鼓鬼はもう一度ハッキリと炭治郎の言葉を求めました。
それは死にゆく不幸な鬼への手向けの言葉であったと思います。
しかし、炭治郎は悪い事は悪いとハッキリと言い放ちます。
もしも鼓鬼に来世が与えられるなら、もう二度と過ちを犯さないようにと祈りを込めて…
炭治郎はもう一つの任務である鬼の血液の採取も忘れません!
いのちがけで倒した鬼の地を採取し忘れるなんて、あってはならないですからね!
そして鼓鬼は炭治郎の行いと言葉により救われて絶命していきます。
その表情は最早、鬼の表情ではない安らかな表情でした…
疲れ果て、屋敷から生還した炭治郎の前にもう一つ問題が…
何故こんなことになっているのか?
言葉は悪いですが、
バカ×バカ=はた迷惑な珍事件
という漫画の王道とも言える公式は彼らにも当てはまるようです。
しかし、ちょっと違ったようです。
善逸は仲間である炭治郎の大事なものを守るために傷だらけになっている模様…
さてさて、第4巻ではこの三人の関係がどう変化するのか?
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠に有難うございました!
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