大阪府貝塚市水間寺近くにある心霊スポット一柳旅館|地元では超有名!マジで出るスポットの話
大阪府貝塚市水間寺近くにある心霊スポット一柳旅館についてこの記事をご覧いただきありがとうございます。
いい芝居してますね!サイト管理人の甲塚誓ノ介でございます。
この記事では甲塚誓ノ介怪談話シリーズとして本当にあったヤバイ話から、大阪府貝塚市の水間寺の近くにある一柳旅館という地元では1,2を争う心霊スポットの実際に体験した人の話から
- 大阪府貝塚市水間寺近くにある心霊スポット一柳旅館|見た目からして不気味・・・
- 大阪府貝塚市水間寺近くにある心霊スポット一柳旅館|呉服屋の営業Aさん
- 大阪府貝塚市水間寺近くにある心霊スポット一柳旅館|Aさんに起った事とは・・・?
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
大阪府貝塚市水間寺近くにある心霊スポット一柳旅館|見た目からして不気味・・・
『一柳旅館にまつわる話』
これはねぇ、私も実際会った事がある人の体験談でね…
実際、この話を聞いたのは私の母親なんですが、知っている人の体験談ですから、リアルなんですよ、コレ…
私の地元、大阪府は南泉州の貝塚市の山手に『水間』という土地がある。
『水間寺』って有名なお寺があって、今は無き昭和の盟友『笠智衆』さんとも縁の深いお寺なんですが、そこから少し離れたところに、有名な心霊スポットがあったんです。
『一柳』と、地元の人間は呼んでました。
料亭旅館って感じの店だったそうなんですが、私が小さい頃にはもう営業してなくて、すでに心霊スポットでした。
過去形なのは、もう取り壊されちゃって跡形もないからなんです。
私は遠くから見た事があるだけだったんですが、遠くからでも十分に不気味でしたねぇ…
この話は、その『一柳』にまつわる話です。
大阪府貝塚市水間寺近くにある心霊スポット一柳旅館|呉服屋の営業Aさん
私が高校を卒業して社会人として働き始めた頃だったと思います。
一つ上の姉が、成人式様に振袖を購入したんですが、その呉服屋ね営業のお兄さんが、度々家に訪ねてくるようになりました。
私も結構な回数顔を合わせてました。
若くて明るくて、好感の持てる男性でした。
仮に『Aさん』としときましょう。
熱心な人でねぇ、本当によく顧客を周っていたみたいです。
ウチの母親はあんまり他人に心を開くタイプではないんですが、Aさんの事は気に入ってたみたいです。
私も、時々言葉を交わしてました。
しかしね、Aさん、急に来なくなっちゃってね。
別の人がウチにくるようになった。
母親が
『A君どうしたん?』
と尋ねると、
『今体調を崩しておりまして…』
という答えが返ってきたそうです。
それからも時々新しい営業さんが訪ねてきてたんですが、母親はAさんが会社を辞めたのかな?と思ったそうで、
『A君、辞めたんか?』
と尋ねてみた。
すると、
『あ、いや、その…Aさんは今、入院されてます…』
と返ってきた。
『入院て?病気なんか?』
そう母親が突っ込むと、新しい営業さんは暗い表情で、
『あの…私はそのようにしか聞いていませんので…』
と、何か隠している事丸出しのリアクションをとったそうで、母親はそれを察して、それ以上は聞かなかったそうです。
大阪府貝塚市水間寺近くにある心霊スポット一柳旅館|Aさんに起った事とは・・・?
それから2年くらい後だったでしょうか…
母親が、
『あんた、呉服屋のA君覚えてるか?』
と聞いてきた。
『ああ、Aさんな…まだ入院してるんか?』
私がそう聞き返すと、
『A君、今日来たわ…』
と言う。
『ああ、病気治って職場復帰できたんやな、よかったなあ』
と私が言うと、
『あの子、入院はしてたみたいやけど、身体の病気やなかったみたいやで…』
という。
当時はまだ『鬱病』というのがポピュラーではなかったので、私は、
『心の病気か?』
と聞いてみました。
すると母親は眉間にシワを寄せて、
『あんた、『一柳』知ってるやろ?』
と聞いてきた。
母親は霊感が鋭い方なんですが、心霊スポットとかには興味なくて、母親の口から有名な心霊スポットの名前が出た事に驚きました。
『知ってるけど?まさかAさん一柳に行ったんか?』
と私は尋ね返しました。
ここから先は、私が母親から聞いた、母親とAさんのやり取りです。
A『お久しぶりです、Aです』
母親『A君やないか!あんた病気治ったんか?』
A『あ、御心配お掛けして申し訳ありませんでした…まだ完全ではないんですが、仕事はしないといけないので…』
母親『ホンマやなあ…何か元気ないなあ…あんた、ホンマに病気やったんか?』
A『…病気は病気なんですが…あの…一柳って御存知ですか?』
母親『一柳…聞いた事はあるけどなあ…』
A『私、そこへ私の彼女と友達カップルと四人で肝試しに行ったんです…その時にね…怖い思いをしてしまいまして…』
Aさんがその話を始めると、急に青ざめて脂汗が噴き出してきたそうです。
母親は察して、
母親『もう分かったからやめとき!ごめんやで、思い出させたか?』
と、話をやめるように促してました。
Aさんは我に帰ったような表情で、
A『あ…すみません…ま、まあ、それで四人とも、かなり精神を病んでしまって、私は一年以上休職する破目になってしまいました…』
と、複雑な絵で答えたそうです。
母親は最後に一つだけ尋ねたそうです。
母親『彼女は?』
A『まだ、入院しています…』
以上が母親とAさんのやり取り。
母親は、
『あの子、何を見たんやろうなあ…』
と尋ねてきましたが、『一柳』は有名な心霊スポットなんですが、こんな霊が出るとか、こんな事が起こるという形のあるエピソードが無い心霊スポットなんです。
ですから、見当もつかないんでね、
『さあなぁ…かなりヤバイもん見てしもたんやろなあ…』
としか答える事ができませんでした。
母親は最後に、
『あんた好きな方やし、ちょっと見てしまう方なんやから、しょうもない事したらアカンで』
と私に釘を刺して話を締めくくりました。
四人若い男女を入院に追い込んだような場所に葉も無ければ行きたいとも思いません。
私は母親の言いつけ通り、そこに肝試しに行く事はありませんでした。
しかし、Aさん達が『一柳』で何を見て、どんな経験をしたのかは、今も気になり続けていますが…
貝塚市の一柳旅館に関する内容は以上となります。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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