稲川淳二の怪談グランプリ2020内容に感想｜伊藤太一『注意』石野桜子『喫煙所』
伊藤太一『注意』
伊藤氏の知り合いの女性の話…
女性は当時付き合っていた彼氏を病で亡くしているが、看病の末看取るまでしたと言う。
そのあと別の男性と付き合うが、その男性は女癖が悪く、亡くなった元カレがそれから救ってくれたと言う。
女性本人は元カレが守っていてくれているだけなので全く怖くないと言うが、伊藤氏が電話でその話を聞いている時、ずっと男性の『おい！おい！』という声が聞こえていたという…
これは怪談の王道的な『電話に割って入る霊の声』タイプの話ですな…
亡くなった元カレは未だ彼女に執着して成仏できないのか？または彼女が引き留めているとか？
お互いが死という別れを受け入れ切れていないという状態なのかも？
石野桜子『喫煙所』
石野氏が精神を病んで女性だけの病院に入院していた時の話…
同じく入院しているが、身なりがキチンとしている女性Bさんと喫煙所で話しているとBさんは他人から『生き霊を飛ばす』と指摘されるのだと言う。
Bさんが退院する事になったが、Bさんは石野氏とは今後も付き合いたいので連絡先を交換してくれて言われ、そうする。
しかし、しばらくして喫煙所にBさんがいて再入院したのだと思う。
タバコを1本くれと言われ、そうする。
石野氏は少し喫煙所を離れたのだが、そこにBさんから電話がかかってくるが、Bさんは再入院などしていなかった…
石野氏が喫煙所に戻ると、そこには口紅がらついた吸殻が残されていた…
