ドズル・ザビ妻ゼナと娘ミネバを持つ優しき武人の考察|極めて優秀な軍人
極めて優秀な軍人
ドズルは頭脳派である兄達にコンプレックスを抱いていたようだが、彼の軍人としての働きは決して肉体派であるとは言えない。
まず、兄ギレンが不必要だと難色を示していたMSの開発を認めさせ、実行、実現し、結果を出した先見の明は単純な肉体派には持ち合わせない能力である。
さらに、連邦の名将レビルやティアンムと互角以上の戦いを演じた指揮能力。
また、多くの将兵から心底慕われ、ジオン軍の精神的支柱となった器の大きさも兄や姉には無いものであったと思われる。
『稀代の名将』というフレーズがバッチリハマる極めて優秀な軍人である。
彼ももちろん、ダイクンのジオニズムや兄の思想を学んだものと思われるが、彼の場合は単純にスペースノイドの地位向上が目的であったと思われる。
彼は、最後まで弱い者の味方であり続けたのだと思いたい。
優秀なパイロット
MS開発の推進者である。
彼はMSパイロットとしても優秀であったようだ。
彼はザクⅡやリック・ドムの専用機を持っていたようだが、彼は最後の出撃で、複数人操縦が基本であったあの巨大MAビグ・ザムを単独で操縦し、連邦軍を苦しめた。
機体性能の全てを発揮できたとは言わないが、あの巨体を単独で操る技量は並の腕前でないはずである。
まとめ
ドズル・ザビの精神は深く広くジオン将兵に根付いていたようで、ドズルは『ジオン軍の父』と呼んでも差し支えない人物である。
ただ、後にテロ活動を続けるジオン将兵の精神にはギレンの思想も大きく影響していた。
それが後の悲劇をもたらすことになった事をドズルは宇宙に散華した後、どう見たのだろうか?
最後に悔いたように、ドズルは戦争は悲しみしかもたらさない愚かな行為であり、いつの日か人類が戦争を必要としない種となるように願っているのだと信じたい。
この記事でのご紹介は以上になります。
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