第9砂漠一巻の感想と考察|旅立ちの時
旅立ちの時
あの氷柱は町の貯蔵水のみならず人間の水分までもを奪い形成されたもので、町はその影響によりパニックになりましたが、マオはリュカと一緒に、あの物体の力で砂漠にあった氷柱を町まで移動させます。
この物体も『古代遺物』であるようで、父親がマオに送ったものであるようです。
マオの父親は普通の人間が持たない知識を持っているようですな…
そしてやはり、マオは父親が使っていた弓を受け取り、父親の後を追い旅立つ決意をします!
パートナー、カナリア
マオは旅立ちから3日後、リットロウという町に辿り着きます。
リットロウはマオの故郷ウィトルウィウスよりも都会であるようで、マオはかなりテンションが高くなりますが、ここでは今『翼持ちのヒュドラ』が害をなしているようです。
その被害者は不可解にも皆火傷を追っており、マオはその翼持ちのヒュドラを退治する事にします。
それというのも、マオはウィトルウィウスに現れた超巨大氷柱を『氷の王(ディアマンテ)』だと睨んでおり、あの馬型のヒュドラやリットロウの翼持ちのヒュドラもそのディアマンテが持ち込んだ外来種だと考えたからです。
マオがウィトルウィウスに持ち帰ったのはディアマンテの一部…父親が言っていた『傷跡』とはその事?
また、『傷跡』とともに馬型のような強力なヒュドラが現れるという事でもありそうです。
マオは翼持ちを探して森を探索しますが、そこには可愛らしい少女が!
名前はカナリア!
ちょっと天然ボケ入ってそうですが、明るい少女であるようです。
カナリアと遭遇してすぐにザコヒュドラが出現しますが、マオはこれをいとも簡単に狩ってみせます。
ここで水狩りの仕組みの説明が入ります。
砂糖水が水狩りの武器になるとは、なんとも面白い!
マオはカナリアの案内で『傷跡』を発見!
しかも、その傷跡には
『3050.12.4 アインシュタイン』
という数字が…
2年前の12月4日?
アインシュタインはやはり人名でしょうか?
現状では全く意味不明ですが、これは父親からのメッセージ?
また、傷跡があると言う事は近くに翼持ちがいるのか?
出た!出ました!
しかもこいつはただの水じゃなくて、酸みたいです!
被害者が火傷を負っていた理由がわかりましたね!
また、水狩りは耳が発達していて水のさざなみを音として捉えて気配を感じるらしいですが、酸は音を出さないようです!
また、カナリアがこいつに取り込まれてしまいます!
しかしカナリアは飴玉を一つ持っていて、糖分なら効くだろうと袋から飴玉を取り出します!
するとそれに反応して音が発生し、マオは気配を察知し、遺物の力を利用してカナリアを救出し、翼持ちを倒します!
しかし、翼持ちが凍ったものがマオとカナリアの上にのしかかり、マオはカナリアを庇いその重みで潰れそうに…!
カナリアは重力を操作する不思議な力を持っておりそれによって二人は解放されます。
マオはその様を見て父親の言葉を思い出しました!
水狩りの少年マオは赤方偏移の少女カナリアと共に旅する事になります。
ちなみに水に関係するマオは漢字で書けば真魚?
重力を操作して飛ぶ事で鳥であるカナリア?
魚と鳥のコンビなのかな?