ベルセルク40巻ネタバレ!キャスカの今後についての考察|トラウマは消えない、克服するもの
トラウマは消えない、克服するもの
トラウマは、心に刻まれた傷であり、決して消えないものであると、甲塚は考えています。
トラウマは乗り越えるべきものです。
忘れる事は可能でしょうが、なにかのキッカケで蘇れば、また同じ事です。
まして、自分の殻に閉じ篭り、そのままであるなら、その人生は幸福とは言いがたいでしょう。
ガッツがキャスカを復活させようと妖精郷への旅を始めたのは、単純にキャスカという大切な存在を取り戻したいという思いと共に、共にトラウマを乗り越えていこうと決意した事にあると思います。
ガッツ自身にも、トラウマは刻まれているのです。
同じ体験をもとにするトラウマを抱える者同士、これ以上人生を共にするに頼もしく、理解し合える存在はいないでしょう。
また、ガッツには幼い頃の親代わりであったガンビーノとの関係によるトラウマをキャスカの存在によって乗り越えた経験があります。
今度は自分が、と思う事は当然でしょう。
40巻でガッツと再会を果たしたキャスカは、最後に叫び声を上げたようですが、トラウマが蘇ったのかも知れません。
ガッツがこれを抑えるには、強い抱擁が必要でしょう。
もう二度と喪失わない
ガッツはかつて、心にそう決めたのですから!
トラウマさえ包み込むような、ガッツからの大きな愛情、それが一番必要なものだと、甲塚は思います。