ベルセルクのガッツと蝕についての考察|夢の果て、世界の果て、その先には…
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この記事ではベルセルクのガッツと蝕についての考察から
- ベルセルクのガッツと蝕についての考察|信念が揺らぐとき
- ベルセルクのガッツと蝕についての考察|プライドの塊、走る
- ベルセルクのガッツと蝕についての考察|蝕の始まり
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
ベルセルクのガッツと蝕についての考察|信念が揺らぐとき
『ベルセルクのガッツの考察・夢の終わりと蝕について②』
最悪の追っ手、ワイアルド率いる黒犬騎士団を撃退したガッツ達はしばし休息をとります。
ワイアルドにより、グリフィスが再起不能だという事は、リッケルト等別働隊を除く団の全員が知るところとなっていました。
一息つく中で、旗頭、希望であったグリフィスが再起不能という現実を突きつけられたメンバー達は、明日を示す指針を失う事となったのです。
ガッツの信念が揺らぐ
ガッツは、グリフィスと対等の『友』となるべく団を抜けました。
ガッツには、『明日』があります。
しかし、メンバー達は信じていたグリフィスという指針を失い、『明日』を見出せません。
メンバー達はキャスカやガッツがいる限り、まだやれる。
グリフィス一人の面倒を見るくらいどうという事はないと、『鷹の団』の再起を訴えますが、ジュドーの
『グリフィスあっての鷹の団だろ?』
という言葉により、意気消沈します。
それどころか、グリフィスについていったのは、間違いだったんじゃないか?
という空気まで流れ始めました。
ガッツはこれにいきどおり、
『自分で始めた戦だろうが!責任は自分でとれ!』
と口に出しかけますが、キャスカに止められます。
キャスカはガッツに、みんなはお前ほど強くないんだ、と諭します。
人間は、そのほとんどが何者かに依存して生きています。
自分より優れ、何か確固たる信念を持つ者に依存するのは悪い事ではないと思います。
しかし、彼、もしくは彼女も自分と同じ一人の人間であり、弱い一面を持っていたり、過ちを犯す事もあるという事を忘れてはいけません。
この世に、完全無欠の人間など一人たりとも存在しないのです。
ガッツの言う事は全くの正論であると思いますが、あの場面では厳しすぎる言葉だったのでしょう。