ベルセルクのガッツの考察・夢の終わりと蝕について③|友との決別


ベルセルクのガッツの考察・夢の終わりと蝕について③|大いなる夜祭りの始まり

ベルセルクガッツ考察夢の終わり蝕

ベルセルクのガッツの考察・夢の終わりと蝕について③についてこの記事をご覧いただきありがとうございます。

いい芝居してますね!サイト管理人の甲塚誓ノ介でございます。

この記事ではベルセルクのガッツの考察として夢の終わりと蝕についての第3回目として

  • ベルセルクのガッツの考察・夢の終わりと蝕について③|グリフィスは人間である
  • ベルセルクのガッツの考察・夢の終わりと蝕について③|グリフィス、ついに捧げる
  • ベルセルクのガッツの考察・夢の終わりと蝕について③|始まる『大いなる夜祭』

以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。

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ベルセルクのガッツの考察・夢の終わりと蝕について③|グリフィスは人間である

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『ベルセルクのガッツの考察・夢の終わりと蝕について③』

ガッツ達の前に現れた四人のゴッドハンド達…

ガッツとグリフィスは、肉感的な地面が隆起し、そそり立つ巨大な人間の拳の上で、ゴッドハンド達と対峙します。

ゴッドハンド達はグリフィスを『5人目』『渇望の福王』『魔の眷属』などと呼びます。

ガッツとグリフィスから見れば、彼らの言葉は不可解極まりないものだったでしょう。

しかし、一つでけ理解できる事は、彼らグリフィスを仲間、もしくは仲間になるべき存在だと認識しているという事だったかと思います。

グリフィスは人間である

ガッツは、ゴッドハンドがグリフィスを『魔の眷属』と呼ぶ事を否定します。

この時点でグリフィスはまぎれもない人間でしたので、ガッツの言葉は正しいものでした。

ここで着目すべきはやはりガッツの精神力でしょう。

神にも等しい存在の意志の執行者たる超常の存在に対し、あれほどまで毅然とした態度をとれるものでしょうか?

並の人間なら、ゴッドハンドと対峙しただけで、完全に思考が停止してしまうのではないかと思うのですが、ガッツは相手が何者であろうと、状況がどうあろと、ブレる事がありません。

彼が感情からくる衝動をセーブする時、それは誰か他者にとっての不利益に繋がる時だけです。

もしくは、ガッツがそうなると判断した時。

ガッツは、武骨で不器用な面が目立ちますが、子供の頃から空気を読める人間でした。

ガッツからすれば、グリフィスを仲間だというゴッドハンドの認識が、自分にもグリフィスにも不利益であると感じて、否定したのだと思います。

ベルセルクのガッツの考察・夢の終わりと蝕について③|グリフィス、ついに捧げる

ベルセルクガッツ考察夢の終わり蝕

グリフィス、ついに捧げる

ゴッドハンドは、グリフィスに『鷹の団』を生贄とするなら、グリフィスは自分達と同格の『魔王』として転生し、再び夢を掴むために羽ばたく翼が授けられる事と説きます。

ガッツは、グリフィスがそんな事をするわけがないと激昂しますが、グリフィスは今まで歩んできた過去の幻影を見せられ、自分が何者であるか、どれだけの犠牲の上に今の自分があるのか、そして、もし捧げなければどんな人生を歩むのかというビジョンを見せられ、それでも尚、夢を諦めきれないなら、お前をの意志を示せと誘惑されます。

グリフィスは、最後にガッツに目をやります。

唯一、『友』と呼べる存在、『友』でありたいと思える存在、お互いの夢さえ忘れてしまうほどに眩しい存在である両者の思いの果てに、グリフィスは一言だけ

『捧げる』

と唱えます。

これが、彼ら二人の『友』としての決別の言葉でした…

ベルセルクのガッツの考察・夢の終わりと蝕について③|始まる『大いなる夜祭』

ベルセルクガッツ考察夢の終わり蝕

始まる『大いなる夜祭』

祭とは、本来は現在我々が認識している賑やかなものではなく、あくまで超常の存在である『神』と交信する為の呪術的儀式として行われていたものです。

文化が未発達の時代には『生贄』というものが捧げられていました。

ベルセルクの『蝕』も『夜祭』と呼ばれています。

その夜祭で最も重要なのが『降魔の儀』です。

これはおそらく、この祭において神から祝福を受ける者、ここではグリフィスですね。

その祝福された者が『福王』として転生する儀式です。

生贄として捧げられた者は因果律によって選ばれた印たる烙印を刻まれ、その命、最後の断末魔までもが魔、つまり使徒達の欲求を満たす為の供物とされます。

また、生贄が一人、また一人と犠牲になるに従い、転生する者は、その身に魔を降ろし、『福王』へ転生する力にしていきます。

無論、ガッツも生贄として烙印を刻まれました。

使徒により次々と命を奪われていくメンバー達ですが、ガッツは不気味で人間を遥かに超える力を持つ使徒に囲まれながらも、死に物狂いで戦い、しぶとく生きぬきます。

やはりガッツの精神力は凄まじいとしか言えません。

やはり、彼にとっては、どのような状況であっても、生きる事は戦なのです。

この時のガッツの心中は、

『こんなわけのわからない事で終わってたまるか!』

という思いと、グリフィスに対する複雑という言葉では形容しきれないくらいの大きな思いだけだったかと思います。

そして、キャスカを発見します。

しかし、キャスカは使徒に嬲りものにされる直前であり、その命は風前の灯火でした。

助けに向かうガッツでしたが、使徒に押さえつけられ、身動きできません。

そんな時、グリフィスの転生が終わり、新たな『福王』が誕生しました。

転生した彼の名は『闇の翼フェムト』。

漆黒の身体は、フワリと舞い上がり、ガッツとキャスカの間に割って立ちました。

転生したグリフィスを見てガッツは、

『グリ…フィス?』

と呟きますが、そこにいるグリフィスだった者が、もう自分が知るグリフィスでは無い事を一目で看破したのでしょう。

転生したグリフィス、いやフェムトがまず最初に行なったのが、二人が『友』としてあった時に、常に二人の間に存在した女性キャスカを蹂躙する事でした。

この行動は、まだグリフィスの部分を残すフェムトが、ガッツに対し、自分は『白き鷹グリフィスという夢』から醒めた、あるべき姿を手に入れたグリフィスではないという意味の意志表示であり、自分自身でその行動について心の揺らぎがあるのかを確認した意味があったのではないかと考えます。

そして、その揺らぎは無い事が、自他共に確認されたのです。

この時のガッツの心中は、まず原作を読んで頂き、感じて頂きたいと思います。

ガッツは使徒に左腕を食いつかれており、それゆえにグリフィスに近づく事すら叶わない状態でしたが、折れた剣で何度も自分の腕を突き、最後には切り離し、グリフィスに襲いかかろうとします。

それほどまでの激情が、ガッツの心を支配していたのです。

想像を絶するであろう激痛すら感じないほど、自分から全てを奪ったグリフィスへの怒り…

原作では見事にそれが再現されています。

そこに現れたのが『髑髏の騎士』。

『髑髏の騎士』は終生の仇であるという天使長ボイドに一太刀浴びせようとしますが、ボイドは身動き一つせず、空間を捻じ曲げてこれを弾き返します。

髑髏の騎士は転じてガッツとキャスカを馬に乗せると異世界から脱出しました。

フェムトには、物質を空間ごと握りつぶす能力があり、ガッツとキャスカを連れた髑髏の騎士にその力を使おうとしますが、やめてしまいました。

これには何の意味があったのか?

その気になればやれていたはずです。

しかし、やらなかった。

超常の者となった今、人間一人恐れるものではなく、行う意味もない、といったところかもしれませんが、フェムトの中に残ったグリフィスの部分が、判断を鈍らせた事は明白でしょう。

このガッツとキャスカを見逃した事は、ベルセルクの物語の終盤まで引っ張られる伏線
となっているように思いますが、それはまた別記事で…

『蝕』におけるボイドの発言

ゴッドハンドのリーダーだとされている天使長ボイドは、ことあるごとに『因果』『因果律』というワードを使います。

彼にとって神とは、この因果律そのものなのではないか、と思わせられます。

また、彼の言葉から使徒はその姿が示す通り、魔の力によって転生し、超常の力を手に入れたようです。

ボイドのセリフを読んでいると、人間の本質が魔であるという意味に思えてしまいます。

魔、とは神に相対するものであり、悪しきものというのが古来常識でしょう。

運命が神が定めたものであるなら、それを乗り越える為に魔の力を用いる事が人間のさがとまで言っています。

この『魔』というワードの真意も、ベルセルクの物語の重要なキーワードであると思われます。

まとめ

生き残ったガッツとキャスカは現世と幽界の狭間にその生命をおく事になってしまいました。

あまりに過酷な人生を歩む事を強いられたガッツ達がどう行動していくのか?

また別記事で考察させて頂きます。

この記事でのご紹介は以上になります。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!

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