都市伝説口裂け女についての考察|噂発祥当初は社会現象にまで・・・
都市伝説の口裂け女についての考察についてこの記事をご覧いただきありがとうございます。
いい芝居してますね!サイト管理人の甲塚誓ノ介でございまます。
この記事では都市伝説の代表とも言える口裂け女についての考察を
- 都市伝説口裂け女についての考察|発祥
- 都市伝説口裂け女についての考察|時代と共に変化してきて
- 都市伝説口裂け女についての考察|正体は・・・?
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
都市伝説口裂け女についての考察|発祥
『都市伝説のスタンダード、口裂け女について考察してみました』
『口裂け女』…
長身にトレンチコート姿でストレートの長い黒髪にマスクをつけ、すれ違う人に、
『私キレイ?』
と尋ねてくる。
『キレイ』だと答えると、
『これでも?』
とマスクを外して、手に持った包丁かハサミで命を奪われ、
『キレイではない』
と答えても同じ運命を辿るという非常に我儘で理不尽な都市伝説の産物ですな。
この記事では、そんな『口裂け女』について考察してみようと思います。
口裂け女|発祥
最初に噂が始まったのは1978年の12月、場所は岐阜県だったそうです。
そこから伝播し、全国の子供達を恐怖のドン底に叩き落し、社会現象にまで発展したのが都市伝説『口裂け女』の一般的な認識だと思います。
この頃は妖怪とか幽霊、UFO、超能力なんかが全盛の時代ですな。
また、発祥だとされる岐阜県が日本のちょうど真ん中あたりに位置している為、東にも西にも、噂話として爆発的に広まったのだと思います。
発祥は1978年末という説が有力ですが、その遥か以前の江戸時代にはすでにこの都市伝説のルーツと思われるような噂話か迷信が存在したようです。
都市伝説口裂け女についての考察|時代と共に変化してきて
口裂け女|時を経て変化していく都市伝説
都市伝説は、時代と共に変化していくものです。
変化していく文化や価値観に合わせて、様々な要素が後付けされていき、都市伝説は生き残っていきます。
『口裂け女』も、その撃退方法が変化、増加しているようで、昔は『ポマードポマードポマード』と唱えると撃退できるというのが一番スタンダードでしたが、後から『ニンニク、ニンニク』や『ハゲ、ハゲ』などが付与されていき、犬が嫌いという設定が付与されたのか、『犬が来た、犬が来た』なんて撃退ワードがあるようです。
ここで甲塚が気になるのが『ポマード』や『ニンニク』です。
どちらも香りの強いモノですよね?
古来より、妖怪や物の怪の類のものは『匂い』が弱点であったり、撃退方法に関連している事が多いです。
甲塚にはこんな経験があります。
友人達と夜のドライブを楽しんでいる時でした。
まっすぐに走れば1時間弱くらいで抜ける山道を、道に迷っているわけでもないのに、3時間くらい走っても抜け出せません。
狸か何かに化かされてるんじゃなかろうと思いました。
その時に、甲塚の親父の言葉を思い出しました。
『狸はな、煙草の煙と匂いを嫌うんや』
車を止めて、皆で喫煙して、車を発進させました。
すると、あっという間に山道を抜け出せたのです。
『狸は煙草の煙と匂いを嫌う』
というのは、西日本で広まっている撃退方法です。
このように、『匂い』は妖しげな存在に対して、効果があるようなのです。
ですから、『ポマード』や『ニンニク』等が撃退する為の呪文として広まった事には合点がいきます。
都市伝説口裂け女についての考察|正体は・・・?
『口裂け女』の正体
さてさて、口裂け女の正体についてですが、それには先ず、彼女のデータが必要です。
身長は2メートルほであるとも言われますので、長身でしょう。
身体つきは太っているという噂もないので、中肉か細身。
マスクで顔を隠しているが、長いストレートの黒髪で、目元はなかなかの美人。
しかし、もちろんマスクの下の口は耳まで裂けている。
イメージ的にはトレンチコート姿が有名ですが、服装は様々バリエーションがあるようで、なかなかオシャンティ。
手には包丁、鋏、鎌など、かなり物騒な刃物を装備している。
さらに、100メートルを6秒で走るという恐るべき脚力の持ち主。
基本的に狙った獲物は絶対に逃がさない性格であるが、撃退方法が存在する為、フィジカル面には優れているが、メンタルは弱いのだと思われます。
彼女は基本的に人間に害を為す存在であり、それも無差別にです。
これは、彼女のルックス面でのコンプレックスからくる自分以外の存在全てに対する敵視が原因でしょう。
彼女は整形手術の失敗によりルックスに致命的なダメージを負い、精神を病んで凶行に走るようになったというのが一般的な認識ですが、不思議な事に、整形手術の執刀医が害されたという話に触れた事がありません。
真っ先にターゲットになりそうな執刀医が害されていないのだとすれば、そこには何か根深いものがあるのか、はたまた、害されていて当然として噂にすらならなかったのか…
ある意味、『口裂け女』というキャラクターの生みの親とも言える重要人物にしては存在感が薄いような気がします。
まあ、撃退ワードである『ポマード』は、この執刀医がポマードを常用していた事から生まれたようなので、存在感は示していると言えるかも知れません。
で、『口裂け女』の正体。
甲塚は『口裂け女2』という映画を見たのですが、この映画は実際に起こった事件を元に作られた映画で、『口裂け女』の誕生とその真相について1つの結論を出した作品だと思います。
内容についてはネタバレになるので書きませんが、なかなかにリアリティなので、口裂け女に興味のある方で未見の方は是非見て頂きたいと思います。
甲塚は、『口裂け女』が実在したなら、この映画がかなり真相に近いのではないだろうかと思っていますが、甲塚個人の考えもあります。
それは、『口裂け女生き霊説』です。
もし口裂け女が実在したのであれば、それは『生き霊』であると思うのです。
生きた人間で、噂通りに人間に害をなしたなら、なかなか逃げ切れるものではありませんし、幽霊にしてはキャラクターが濃すぎると思います。
この世に100メートルを6秒で走る女性が存在するとは思えませんし、幽霊ならその必要もないかと思います。
甲塚的に『生き霊』はその人間の霊魂から分離したその人間の一部であり、霊魂から分離した原因の方向性によって、口裂け女のような人間の凶暴な部分のみが強調された『生き霊』はあり得ると考えます。
また、『ポマード』『ニンニク』等が真に効果があるなら、そんな言葉だけで撃退できてしまうほど存在する力が希薄だと言う事になります。
故に、甲塚は『生き霊』であると考えています。
まとめ
『口裂け女』の都市伝説は、隣国である韓国でも流行したそうです。
その伝播力には心から敬意を払いますね(笑)
現代では『妖怪』のカテゴリーに入ってしまっているようですが、もしかしたら、『口裂け女』は全てのカテゴリーを超越した存在なのかも知れません。
『口裂け女』は、これからも我々にとって恐怖と興味の対象であり続ける事でしょう。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!
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