東京喰種re最終巻第16巻ネタバレ!感想|鈴屋と篠原にカネキと旧多、そしてリゼ
鈴屋と篠原
意識不明だった篠原特等…
篠原特等を父親のように思っていた鈴屋は本当に頑張り、人望ある立派な男に成長しました。
鈴屋の頑張りが神の心を動かしたのか、篠原特等は竜の特性を応用した最新医療により、意識を取り戻したのです!
意識を取り戻した篠原特等と鈴屋の対面シーンは本当にグッときます。
あの鈴屋が全身で喜びを現し、号泣する姿は、本当に、本当に美しいです!
カネキと旧多、そしてリゼ
結局のところ、この三人が求めていたものは、
『当たり前の普通の幸せ』
だったようです。
愛されて育ち、青春を謳歌し、恋をして、結婚し、子供をもうけ、命を繋いでいく…
そんな当たり前の幸せを得る事がいかに難しく、奇跡的な事であるかを、この三人は我々に教えてくれたような気がします。
リゼとの最終決戦の中でのカネキのモノローグは実に考えさせられるものでした。
『もし仮に僕を主役にひとつ作品を書くとすれば、それはきっと悲劇だ。ー違う、誰でも同じだ。彼が主役の小説、彼女が主役の映画、すべての生ける人々ー誰もが悲劇の主役だ』
誰かが特別ではなく、人は誰もが奪い奪われ、忘れ、忘れられながら、また、逆に与え、与えられ、刻み、刻まれながら生きているー
不利益の方が圧倒的に多い世の中で、それでも、ただ一つの光を求めて生きていくを選び、選ばれていくという、幸福を求めるどうしようもない
人間の渇望を描いた美しいモノローグであると思いました。
是非、ご自分の目で、心で、感じて欲しいと思います。
まとめ
物語は終焉を迎えました。
しかし、回収されていない伏線や、解き明かされていない謎も多く残っています。
しかし!
それで良いのです!
この作品は、文学作品です。
謎解きやバトルは二の次で、学ぶべきことの方が多い、漫画という形の文学作品なのです。
甲塚はナキが生きていれば、それ以上なにもいりません!(笑)
石田先生、長い間、執筆お疲れ様でした!
次回作も良質な文学作品になるものと、甲塚は楽しみにしております!
楽しませて頂き、誠に有難うございました!
また、この記事を最後までお読み頂き、誠に有難うございました!
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