終末のワルキューレ4巻ネタバレ!佐々木小次郎VSポセイドン|小次郎、敗北の歴
小次郎、敗北の歴
佐々木小次郎と言えば日本の剣豪の一人として数えられる存在ですよね…
勝利が剣豪としての実績の全てであるなら、ただの一度も勝利した事がないという佐々木小次郎は剣豪と呼ぶにふさわしくないのか?
これは佐々木小次郎の敗北の歴史…
佐々木小次郎は小太刀無双、冨田流開祖・冨田勢源の弟子だったようです。
若き小次郎は稽古に対して不真面目な態度が目立ち、よく兄弟子・富田景勝に叱責されていたようですが、師匠・勢源は小次郎に才能を感じていたのか、可愛がっていたようです。
小次郎は景勝と立ち合う事になり、景勝の猛攻を凌ぐ意外な技量を披露しますが、結果敗北します。
小次郎の戦いは敗北から始まります。
敗北する事により、いかにしてそれに勝利するか…?
それを考え、実践し、成し遂げる!
しかも、小次郎は常識にとらわれない自由な発想の持ち主で、小次郎の強さの源はおそらく想像力にあったのだと感じさせられます。
我流で肉体改造を行い、小次郎はまず景勝を乗り越える!
しかし小次郎の目標はすでに師匠・勢源であった!
小次郎は勢源との立ち合いを所望し、師匠はそれに応える!
この敗北にも小次郎はときめいていますな。
自分より強い存在を肌で感じる時…
小次郎はそれが至福の瞬間なんでしょうね。
その後も小次郎は名だたる剣豪に『教え』を乞い、勝利という勲章を持たないまま、着実に力をつけていきます。
そして今、神たるポセイドンと対峙し、小次郎は敗北を重ねて辿り着いた一つの境地、佐々木小次郎と言えばあの技という技で初手を見せます!
上段から全身全霊で振り下ろす渾身の一撃を急停止させ、返す神速の刀で一気に斬りあげる佐々木小次郎にしか成せぬ秘技・燕返し!
燕返しは神の前髪をパッツン状態に!!
今まで小次郎など眼中に無かったポセイドンさまですが、今ようやく小次郎を敵として認識したようです。
小次郎の技を助けるはフリストが神器錬成した備前長光尺余寸!
これがまたしっくりくるようで、今の小次郎には最高の相棒であるようです。