生命の起源は宇宙?|パンスペルミア説
地球の生命の起源は宇宙?隕石に乗ってやってきたパンスペルミア説についてこの記事をご覧いただきありがとうございます。
いい芝居してますね!サイト管理人の甲塚誓ノ介でございます。
この記事では地球の生命の起源を宇宙に求める仮説パンスペルミア説についてを
- 生命の起源は宇宙?|パンスペルミア説
- 生命の起源は宇宙?|最新の研究では再び注目説に浮上しています
- 生命の起源は宇宙?|地球の生命は宇宙に由来する
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
生命の起源は宇宙?|パンスペルミア説
地球の生命は隕石に乗ってやってきた?
宇宙の何処かに私たちの仲間がいる?生命の起源を宇宙に求める仮説
地球の生命の起源やその誕生過程にはついては、まだはっきりとは解明されていません。
そのために、さまざまな仮説が立てられては検証されてきました。
そんな仮説のひとつに、
【地球の生命は地球で発生したものではなく、宇宙から飛来したものである】
とする、
【パンスペルミア説】
があります。
これは、【胚種広布説】や【宇宙播種説】とも呼ばれていまして、
【他の天体から何らかの原因で飛び出した微生物や生命の基礎となるものが、長い時間をかけて地球に到達し、そこから地球の生命が生まれた】
とする仮説なのです。
イタリアの博物学者アッペ・ラザロ・スパランツァーニさんが1781年に唱えたアイデアから生まれたこの仮説は、科学者よりも宇宙に興味のある一般大衆に広く受け入れられました。
その後もSF題材としても多様され続けています。
しかし、多くの科学者たちは否定的な立場を取っていました。
『どうやって地球まで飛来できたのか?』
『過酷な宇宙空間で有機物の生存は可能か?』
などの反論ありました。
私もこの仮説を知ったときはまず最初にこの2点に疑問を感じたものです。
しかし元来、宇宙が大好きな甲塚はこの2つの疑問さえ解決できればこの仮説にかなり信憑性があるのではないのか?とも思ったのです。
他にも非難の声としては
『そもそも生命の起源を他の天体に押し付けただけで、その天体でどのように生命が誕生したのかがまったく説明されていない』
などの意見もあったらしいですが、この仮説を非難するなら反対意見だけでなく、ではこうだと並び立てれるだけの仮説を立てて反対しろよ・・・。
と甲塚などは思うわけです。
生命の起源は宇宙?|最新の研究では再び注目説に浮上しています
最新の研究では再び注目説に浮上!
ところが近年、パンスペルミア説の立場に変化が見えてきました。
NASAは、2000年にカナダ北西部の湖に落下した隕石から太陽系誕生期に形成された有機物を発見したというレポートを発表しています。
さらには、NASAなどによる研究チームが、南極で採集された隕石を含む12個の隕石を分析した結果、DNAを構成する4つの物質中、アデニンとグアニンのふたつと、それ以外にもいくつかの有機物質を発見し、これらが宇宙空間で合成され、地球へ飛来したものであると結論付けられています。
このような有機物が原始の地球に落下し、地球の生命の起源になったのではないか?
ということで、再びパンスペルミア説に注目が集まっているのです。
生命の起源は宇宙?|地球の生命は宇宙に由来する
地球の生命は宇宙に由来する?
NASAなどの研究チームが隕石を分析した結果、地球外で合成された有機物が発見されています。
それにより、生命の起源を宇宙に求めるパンスペルミア説が見直され再浮上してきたのですが、パンスペルミア説によれば
【生命が宇宙からやってきたのであれば、地球以外にも生命が存在する可能性が高い】
ということであり、
【その生命体は、地球の生命と起源を同じくするもの】
ということになります。
つまり、私たち地球の生命は宇宙で唯一の存在ではなく、孤独でないと感じさせてくれる夢のある仮説でもあるのです。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
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