味覚を司る味蕾(みらい)のいたずら|苦手を克服できた原因
味覚を司る味蕾(みらい)のいたずらについてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。
西園寺と高須の男性の健康と美容のコーナーの西園寺 実でございます。
前回の記事では15年ぶりにコーヒーを飲んでも体に不調が全く出ないことに気が付いた摩訶不思議な体験談を書きました。
今回はこの摩訶不思議な体験談はその原因である「味蕾(みらい)」という器官について紹介します!
よく思えば西園寺はこの1-2年でこういった経験を計3回していました。
1回目は梅干し。梅干しの酸っぱさや触感が苦手で口に入れるのが本当に苦手でした。
スーパーのお弁当で、たまに梅干しがご飯にのっているものがあります。
そのカリカリした梅干し限定ではありますが梅干しをどかすとご飯に梅干しの着色が付いていて、そのくらいだったら食べられるのですが梅干し本体を食べるのは無理です。
梅干しは小学生くらいの頃から苦手でしたので、実に30年以上を経てなぜか昨年食べられるようになっていました。
そういえばコーヒーの15年の倍長いブランクでしたね。
2回目はハイボール。今年の6月頃です。
それまで美味しく飲んでいたハイボールがなぜか悪酔いする様になりました。
これはなかなかのショックです。
〇ントリー角ハイボール、ト〇スハイボール、〇多ハイボール・・・
お馴染みにハイボールが飲めなくなるのはだいぶ堪えました。
そのせいもあってか飲酒の頻度も週に2-3日くらいだったのが週に1日あるかないかに減りました。
ビールやチューハイ、日本酒、ワイン・・・
こういったお酒はこれまで通り飲めるのにハイボールにだけ的を絞られました。
みなさまも同じ様にこれまで食べられなかったものが突然食べられるようになったり、食べられていたものが食べられなくなったことはございませんか?
それでは、この記事ではこういった経験を引き起こしている「味蕾」、そして「味覚」についてを、
- 味覚を司る味蕾(みらい)のいたずら|味蕾の役割と仕組み
- 味覚を司る味蕾(みらい)のいたずら|味覚の多様性と個人差
- 味覚を司る味蕾(みらい)のいたずら|味覚の進化と文化の影響
以上の項目に沿ってご紹介しております。
味覚を司る味蕾(みらい)のいたずら|味蕾の役割と仕組み
味蕾の役割と仕組み
味蕾(みらい)は、舌や口腔内にある小さな感覚器官で、味覚を感じ取る重要な役割を果たしています。人間が食べ物を口にすると、味蕾が化学的な刺激を受け取り、それを神経に伝達して脳に「味」として認識させる仕組みです。
味覚には甘味、塩味、酸味、苦味、うま味という5つの基本的な種類がありますが、これらの味はすべて味蕾を通じて感知されます。
味蕾は主に舌の表面に存在していますが、喉や口の内部にも少数あります。舌には「乳頭」と呼ばれる突起が多数あり、その表面に味蕾が分布しています。
味蕾自体は数百個の味細胞から成り、これらが化学物質を受け取る受容体として機能します。
食べ物や飲み物の中の特定の分子が味蕾に触れると、味細胞はそれを検知し、電気信号を生成します。その信号が神経を介して脳の味覚中枢に伝達され、特定の味として認識されます。