ONEPIECEDの意志と日本神話|国津神と天津神
国津神と天津神
唐突ですが、日本神話には神が二種類存在しますね。
大国主に代表される日本土着の神である『国津神』と、日本神話における天界『高天原』から降臨した天照の子孫ニニギに代表される『天津神』です。
日本は神代の昔には『葦原中国』と呼ばれており、元々葦原中国を支配していたのは国津神ですが、『国譲り』を経て、国津神は天津神に葦原中国の支配権を譲渡しています。
史学的解釈では、元々小さな国々が乱立していた葦原中国が大和政権の支配を受け入れた事を神話として描いたものであるとされており、元々の小さな国々で信仰されていたのが国津神、大和政権側で信仰されていたのが天津神であろうとされています。
国津神は、国譲りの後に歴史の表舞台から消えていきますが、完全にいなくなったわけではありません。
また、この時代は歴史的資料も乏しく、よくわからない事が多いそうです。
何か、ONE PIECE世界の空白の100年とそれ以前のよくわかっていない時代に似ているような気がしませんか?