【ONEPIECE973話内容と考察】狂死郎+丑三つ小僧=傳ジロー|カイドウとモモの助
カイドウとモモの助
カイドウはいち早くおでん城に辿り着き城を火の海に…!
また、モモの助を掴み上げ、天守閣から外へ掴み出します。
『お前の父親はバカ殿だ』
カイドウはそう口にしますが、モモの助は
『父は偉大な侍だ』
『自分はワノ国を背負って立つ男だ!』
とやり返します!
天晴な勇気、まだ8歳のモモの助!
しかしカイドウはその言葉は自らの想いではなく、与えられたものだと言います。
お前はまだ何者でもない、ただの子供だという意味でしょう。
カイドウは自ら手を下すまでもないとモモの助を城の中に放り投げ、城と共に燃えて死ねと言い放ち、龍になって飛び去ってしまいます。
このシーンは、後のゾウ編にて、自らの意思でルフィに助太刀を頼み土下座する行動に繋がっているのでしょう。
真の海賊…いや男は子供を子供扱いせずに、一人の男として扱うものであるのかも知れませんな!
モモの助達は未来へ飛び、トキ様は20年後に希望を繋ぐ!
なんとか九里はおでん城に辿り着いた錦えもん、カン十郎、雷ぞう、菊之丞、河松!
ネコとイヌはやはり捕まったのか!?
アシュラと傳ジローは殿を務めたので、やはり間に合わず!
トキ様は再会早々にモモの助を錦えもん等に託し、未来へ飛ばすと、河松は日和を抱いて逃走します!
トキ様は頭巾で顔を隠して九里の町…
おそらく現代のおこぼれ町へ単騎馬を走らせます!
民衆は燃え盛るおでん城を目にしながら、おでん様を信じきれなかった故に、おでん様が築き上げてくれた平和な九里が破滅するのだと不安と後悔と自責の念に包まれ、ただ暗黒の未来に恐怖していました…
ここにあの『拝みババア』らしき姿が!
髪はまだ白くなっていませんが、絶対拝みババアですな!
また、トキ様は馬上にておでん様との会話を回想します。
おでん様はトキ様に
『お前も800年前から探しに来たんじゃないのか?』
何を探しにきたのか?
それは
『世界をひっくり返す日』
であり、おそらく
『ジョイボーイ』
の事ではないかと思われますが、それを求めるなら20年後に飛べとトキ様に言います。
トキ様はその会話について…
自分は過去から逃げてきた…
未来へ飛べば、誰かがやってくれると思っていたと想いを述べます。
やはりトキ様は空白の100年に何が起こったのかを知っている…
また、その当事者であるようですな!
これについては別記事にて詳細に考察してみます!
で、トキ様は町に辿り着き、顔を晒してあの予言を残します!
『月は夜明けを知らぬ君叶わばその一念は二十年を編む月夜に九つの影を落としまばゆき夜明けを知る君となる』
これが民衆の希望となり、以後20年の暗黒を照らす一条の光となるわけですな…
しかしトキ様は民衆に紛れたカイドウの部下の凶弾に撃たれ、おでん様の待つ常世に旅立ちます…
怒りの化身は盗賊と侠客の二つの名を持つ
殿を務めたアシュラと傳ジロー…
アシュラは古い仲間と共に生き延び盗賊酒天丸となりますが、傳ジローは…
傳ジローは殿を務め上げて生き延び、お堂に篭ります…
込み上げる怒り、悲しみ…
傳ジローはおそらく数日もお堂の中で叫び続けていたのでしょう…
お堂から出てきた傳ジローは別人の様相…
彼は花の都に舞い戻り、侠客『居眠り狂死郎』として活動を始めます。
瞬く間に頭角をあらわして狂死郎一家を形成…
オロチの目に留まり、正式に仕える事に…
その目的はズバリ、20年後の討ち入りの際にオロチを、カイドウを倒す為に仇近くに潜み、討ち入りを優位に確実にする為でしょう!
仇に諂い、仕えるという耐え難い屈辱も、バカ殿と蔑まれ釜茹でに耐えたおでん様の忍耐に比ぶれば涼風に過ぎない…
また、傳ジローは城の蔵から金を盗み出し、それを民衆にばらまいていた!
彼は丑三つ小僧でもあったのです!
また、河松の命を心配して河松から離れた日和とも再会し、彼女を守る為に芸者としてのスキルを身につけさせ、花魁・小紫の生みの親にもなります!
赤鞘一の切れ者の執念はオロチ、カイドウを斬る刃となり得るのか?
まとめ
甲塚は傳ジロー=丑三つ小僧説は早くから書いていましたが…
傳ジローが狂死郎だという事実はちょっとショックでしたな…
普通に考えると、それしかないような展開でしたが、甲塚、なぜか狂死郎というキャラを非常に気に入っており、もっと大物であって欲しかったので、正体が傳ジローであって欲しくなかった…!
しかし、気になる事が多いので 973話については別記事にて色々考察してみたいと思います!
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠に有難うございました!
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