【ONEPIECE969話考察】黒炭家オロチとせみ丸とひぐらし|腐り切った精神
腐り切った精神
今の黒炭家の言動を見るに、その精神が腐り切っていると断ずるを得ない!
言いがかり、逆恨み、他者を不幸にし、それを喜ぶ鬼畜以下の精神…
権力という怪物に見事に飲み込まれ、その権化となってしまっておりますな!
他者を思いのままに支配するというのは大変な快楽をもたらすとも言われますが、大多数の人間はそうではないでしょう。
それは、他者の心の痛みを理解できるからです。
自分がされたら嫌な事は大体他者も嫌である
だから、しない、したくない
と思うのがごく一般的な精神構造だと甲塚は思います。
しかし、その真逆の精神を持つ人間も少数は存在する…
自分はこれをされて嫌だったから、立場が変われば自分がそうしてやる!
これは完全な他者に対する悪意です。
悪意を持つものは、悪党です。
それに至るには他者からの攻撃や抑圧、心が痛くなるような経験をしてきたからかも知れません。
しかし、悪党は幸せになれないと思います。
幸せになる権利が無いという意味ではなく、なれないという意味です。
周囲に悪意を撒き散らかしていて精神が安寧でいられるわけがないからです。
オロチは権力を振りかざしながらも、常に怯えていますよね?
悪党を、誰も愛しもしなければ尊敬もしません。
悪党は悪党でしかないからです。
また、他者を信じることもできないからです。
オロチは自分から精神的な地獄に落ちている状態だと言えるでしょう。
他者とは、信じ、愛し、共に生きるもの…
また、自分も他者も共に幸福たれと願う『利他の精神』…
それが少しでもあれば、人はオロチをはじめ黒炭家のようにはならないと甲塚は信じます。