【ONEPIECE968話以降考察】ロジャーが自首を選択した理由|大海賊時代を到来させる意味
大海賊時代を到来させる意味
ロジャーは自首して逮捕され、処刑されたというのが真実ですが、一般には海軍がロジャーを捕らえたと認識されているはずです。
おそらく歴史の教科書にもそのように記されているはず…
しかし、ロジャーが20年後に何かを残すとするなら、別に自首する必要はなく、どこかに何かを残せば、後は身を隠してわずかな余生を妻と子供と共に過ごそうと思えば不可能ではなかったはず…
と考えると、ロジャーが自首したのは目的を達成する手段に過ぎず、その目的とは
『大海賊時代を到来させる』
という事だったと思えます。
大海賊時代とは、後世の人間がそのように呼んでいるだけですが、処刑前のロジャーの
『俺の財宝か…欲しけりゃくれてやる…』
の名セリフにより、世界における海賊人口は莫大に膨れ上がったはず。
海賊人口が増えるという事は、世界秩序が揺らぐという事…
甲塚思うに、ビッグマムやカイドウ、白ひげ…また黒ひげについてもですが、グランドライン制覇に全力を尽くすのではなく、勢力を広げる事に力を入れており、海賊王ではなく世界を支配するというような目的のために動いているような見えます。
『支配』を望むなら、もし仮にビッグマム、カイドウ、黒ひげなんかが天竜人を倒したとしても、支配者がすげ変わるだけで世界は大きく変わりませんよね?
現にロジャーの時代でも本気でグランドライン制覇に取り組んでいたのはロジャー海賊団だけだったでしょう。
ロジャーはおそらく、それをやり遂げるくらいの強い意志を持つものでないと、たとえラフテルで世界の秘密を知り得たとて、世界を変える事はできないと考え、自らの残りの命全てをかけて後世の海賊達全てに期待を込める意味でローグタウンでのあの最後のパフォーマンスに結実したんじゃないかと思えます。